平成20年度天童市総合防災訓練が、市立寺津小学校を会場に行われました。これは、平成7年(1995年)1月17日に起きた阪神大震災を機に行われているもので、天童市や天童市消防本部だけではなく、地元の住民や消防団、自主防災会などが参加して、救助訓練、消火訓練などに取り組むのが特長です。
訓練は、午前8時35分に山形盆地断層帯を震源とするマグニチュード7.8と推定される地震が発生し、天童市で震度6強を記録したという想定で行われます。まず、情報収集・伝達訓練に始まり、避難誘導訓練、炊き出し訓練、医療救護訓練など、17項目にも渡る訓練が次々と行われていきます。
優先順位を示す「トリアージ・タッグ」です |
ケガの部位や症状などを記入します |
(写真左)医療救護訓練で使われた「トリアージ・タッグ」です。自力で避難してきたり搬送されてきた被災者の右手首にゴム止めされ、医師の診断によってカテゴリ0(黒)からカテゴリIII(緑)まで4段階で優先順位が区分されます。診断後、氏名や電話番号、負傷した部位、症状などが記入されます。 |
住宅用火災警報器のPRコーナーです。新築住宅は2006年(平成18年)6月1日から、既存住宅は2011年(平成23年)6月1日までの設置が義務づけられています。設置場所によって「天井取り付け式」と「壁取り付け式」の2種類、感知方法によって「煙式感知」と「熱式感知」の2種類があります。また、音声で知らせるタイプ、ブザー音で知らせるタイプ、など、いろいろな製品が販売されています。 |
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炊き出し訓練の様子です。写真は、ビニール製の小袋にお米を入れ、袋ごと熱湯に入れてご飯を炊く(ゆでる)方法です。このほか、地区外から救援物資として送られてきたご飯も使って、寺津婦人会のみなさんが参加者全員分のおにぎりをつくりました。これに、天童市が備蓄している魚の缶詰も配られました。 |
初期消火訓練では天ぷら火災への対応方法を体験しました |
初期消火訓練で水バケツリレーに挑む寺津子ども会のみなさん |
救出救護訓練の様子(緊急車両が通れるように道路上の障害物を取り除きます) |
救出救護訓練の様子(倒壊家屋から負傷者を救出する寺津消防団) |
天童市水道事業所の展示ブースです |
災害時に活躍する浄水ポンプが紹介されていました |
飲料水を溜めておくタンクにはいろんな種類があります |
給水車からペットボトルに水を汲む訓練もありました |
火災延焼阻止防禦(ぼうぎょ)訓練では小学校に向けて放水しました |
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:行政の取組み(消防・防災)
- http://www.ikechang.com/news/news686.htm
山形県特産の農林水産物をPRする「第58回山形県農林水産祭『林業まつり』『秋の食彩まつり』」が、山形県総合運動公園特設駐車場で始まりました。このイベントは山形県の主催で毎年行われているもので、山形県産の果物や野菜、牛肉、加工食品のほか、県産材を使った木工品などが転じ販売されます。今年は、2010年(平成22年)にデビュー予定の山形県産米新品種「山形97号(愛称は後日決定)」の新米おにぎりが先着300名にプレゼントされました。およそ10分でなくなるほどの大人気で、試食した人たちは「本当に真っ白い米だ」「つやつやしていて、うまみもある。デビューが楽しみ」などコメントしています。
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- ■天童のニュース:イベント
- http://www.ikechang.com/news/news9.htm
天童市西部の寺津地区にある寺津自主防災会が、独自の補助事業で住宅用火災警報器の普及を図っています。
天童市の条例により、新築住宅では2006年(平成18年)6月1日から、既存住宅では2011年(平成23年)5月末日まで住宅用火災警報器を設置することが義務づけられています。地区内ではまだ設置していない世帯も多く、今年は天童市の総合防災訓練が実施されることから、これを契機にして住民の防災意識を高めようと取り組みを始めました。
住宅用火災警報器は1個当たり5,000円前後で売られていますが、寺津自治会などから協力を得ることで、1世帯あたり1個目は2,000円、2個目以降は1個当たり3,500円で斡旋(あっせん)することにしました。高齢者など自分で取り付けることができない世帯では、消防団員などが無償で取り付けも行うことにしています。10月17日現在、261世帯のうちおよそ74%にあたる192世帯が、合計241個を購入しているそうですで、瀬野芳雄(せの・よしお)寺津自主防災会長は「今後も申込みを受け付け、早期に全戸設置を達成したい」とコメントしています。
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- ■天童のニュース:消防・防災
- http://www.ikechang.com/news/news686.htm
プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの2軍本拠地が宮城県に移る可能性が出てきた件について、東北楽天ゴールデンイーグルスを運営する楽天野球団は、2軍本拠地として新たに宮城県利府町を加えることを10月15日までに決めました。そして、10月16日の午前に池田敦司・楽天野球団副社長が鈴木勝雄・利府町長を訪問し、午後からその足で山形県庁を訪れました。
山形県庁では斎藤弘(さいとう・ひろし)山形県知事とおよそ30分会談し、若手選手を育成する観点から仙台市の寮に近い球場を確保する必要性を説明、山形県と宮城県利府町の両方に本拠地を置く方針の同意を得たそうです。
<会談後の斎藤弘・山形県知事のコメント>
- 「2軍は山形」の位置付けは変わらない。
- 「これまでの試合数の維持は難しいが、できるだけ多くをお願いしたい」と要望した。
- 球団側から指摘された「観客平均1000人」の目標達成に向け、新たな支援組織を立ち上げる。
- 2008年までの本拠地協定に盛り込んだ「球場使用料免除」「高校生以下の入場無料」等の措置については今後の検討課題だ。
<中山町関係者のコメント>
- 中山町支援本部
- 本県一本でやってほしかった。アクセスの面での危機感はあったが、まさか2カ所になるとは考えていなかった。来年1年間の結果でどう変わるか心配だ。
- 中山町職員・山田孝さん(私設応援団・東北楽天家)
- 利府町だけでなくて良かった。観客数が問題になっているが、平日の日中の試合が多く、そこを何とかしてほしい。今後も同じように応援していく。
- (関連ページ)
- ■東北楽天、山形県知事に事実上の「サヨナラ」を申し出 (2008.09.30)
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0809j3.html#080917
- ■天童のニュース:野球
- http://www.ikechang.com/news/news820.htm