サッカーJリーグなど、プロスポーツチームの本拠地があるホームタウンの関係者が集まり、スポーツを通したまちづくりについて意見を交換する「第9回全国ホームタウンサミットin天童」が、11月1日に天童市総合福祉センターで開催されました。天童市は、サッカーJ2のモンテディオ山形、バレーボール・V・プレミアリーグ女子のパイオニアレッドウィングス、プロ野球イースタンリーグ・東北楽天2軍の本拠地になっています。
ホームタウンサミットの開催は、東北地方では仙台市に続いて2度目、山形県内では初めてです。「You−Go(融合)〜スポーツで笑顔の絶えないまちへ」をテーマに開かれた大会には、全国のクラブチームや行政関係者、ボランティア団体のメンバーなどおよそ220名が参加し、最初に、ロサンゼルス五輪女子バレーボール銅メダリストで現在Jリーグ理事を務めている三屋裕子(みつや・ゆうこ)さんの「プロスポーツと地域をつなぐ アタック!!」と題した講演が行われました。
<三屋裕子さんの講演の要旨>
- スポーツの振興がそのまま地域振興に結び付くと考えるのは安易で、強いプロチームの本拠地になったり、スタジアムができたから街が活性化するのではない。
- 地域を元気にするには、学校や企業などと連携し、地元のスポーツを育てることが重要。
- 地域に住む住民自らが、目指すべき街の姿を明確にし、そこにスポーツがどうかかわれるのか、かかわってほしいのかを考えることが一番大事。
その後、参加者たちは「クラブチームと地域の融合」「ボランティア団体同士の融合」をテーマにした分科会で、夜には「ほほえみの宿 滝の湯」での交流会で活発に意見を交換しました。分科会では「地元チームの選手が娘の幼稚園に来てくれて、試合を見たくなった」など、体験に基づいた意見が交わされました。
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- ■天童のニュース:ホームタウンTENDO
- http://www.ikechang.com/news/hometown.html