天童市出身のプロ野球選手・広島東洋カープの栗原健太(くりはら・けんた)選手のインタビューが地元紙・山形新聞に掲載されました。昨シーズン手術するかどうか悩みに悩んだ右ひじの手術をアメリカで受け、現在は広島県内で調整中だそうです。
<山形新聞社から栗原健太(くりはら・けんた)選手への一問一答>
- 右ひじの具合は?
- 順調に回復している。痛めてから3、4年たっていて、寒い時、疲れがたまっている時は気になっていた。
- 阪神に移籍した新井貴浩選手に代わって、4番として大きな期待が寄せられた。相当な重圧があったのでは?
- 開幕するまではそこまで感じていなかったが、実際始まると、結果が欲しく焦りがあった。ヒットが出てもたまたまみたいな感じで、余裕がなかったと思う。
- 103打点は自己最多記録だったが、何かきっかけはあったのか?
- 5月に入ってからも波に乗り切れずにいた時、ヤクルトとの3連戦(神宮)があり、2戦目が雨で中止になった(5月10日)。その日、ブラウン監督と話し合い、「今のおまえを見ているとバッターボックスで迷いを感じる。プランをしっかり立てて打席に入れ」と言われた。確かにそれまでは漠然としていて、空振りでもいいから最初からどんどんいこうと決めた。そして3戦目、石川さん(石川雅規投手)から1打席目でバックスクリーンにホームランを打てた。あれが大きかった。
- クライマックスシリーズ進出はならなかったが、シーズン後半は完全にチームをけん引した。
- 「チームとして勝ちたい」という部分が一番変わった。打つだけでなく、守備も一球一球を大事にという思いがあった。最後までクライマックスシリーズ進出を争い、そういう場所に出たい気持ちは強くなった。
- 山形県で開催された横浜戦(7月)で本塁打を放ち、今季限りで閉鎖された広島市民球場の「ラストゲーム」でも記念すべき一発を放った。
- 山形で試合をやることはなかなかないので、あの一発はよく覚えている。ヒットじゃ満足してもらえないので(笑)。広島市民球場は自分が初本塁打を打った場所だし、多くの経験をした。いろいろな思い出がある。
- ゴールデングラブ賞に選出された。来季の目標は?
- 毎年、これまで以上の成績を、と考えシーズンに臨んでいる。一日一日を大事にして、来季の開幕までしっかり準備していきたい。
- (関連ページ)
- ■広島・栗原健太選手、ゴールデングラブ賞に初選出 (2008.10.29)
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0810j5.html#081029
- ■天童のニュース:野球
- http://www.ikechang.com/news/news820.htm
天童市市民文化会館と天童温泉「ほほえみの宿 滝の湯」を会場に、11月8日・9日の日程で第34回将棋の日・国際将棋フェスティバル2008in天童が始まりました。これは天童市の市制施行50周年を記念して天童市と日本将棋連盟などが主催したイベントです。
第4回目を数える目玉イベントの国際将棋トーナメントは3年に1度開催されますが、今回初めて、東京以外で開催されました。それだけ、天童は将棋にとって重要な「聖地」と認められているということでしょう。大会には日本代表4人のほか、中国、米国、ドイツ、ベラルーシなど20カ国から36人が出場し、有段者と級位者の2クラスに分かれて熱戦を繰り広げています。
同時開催となった「大山康晴15世名人杯争奪将棋大会」と「天童市民将棋大会」には、山形県内外から合わせて250名ほどが参加しました。会場では、詰め将棋や次の一手クイズ、プロ棋士14人による指導対局が行われました。また、夜にははプロ棋士と一般参加者が交流する歓迎レセプションも開かれました。
<国際将棋トーナメント参加者のコメント>
- 日本代表:天童北部小学校5年・佐藤大透くん(さとう・やまと / 11歳)
- (地元枠で級位者クラスに出場、決勝トーナメントへ進出し)外国の棋士と対局できるこの日を楽しみにしていた。予想以上に強くて驚いたが、最後まで頑張りたい。
- ニュージーランド代表:マイケル・マッキンベンさん(40歳)
- 初出場だがとても楽しく、いい思い出になる。天童のことも、もっと知って帰りたい。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:将棋
- http://www.ikechang.com/news/news130.htm
天童市西部の寺津(てらづ)地区で、寺津地域づくり委員会が寺津小学校の児童を対象にした干し柿づくりを行いました。これは地域の伝統・文化を継承していこうと昨年はじめて企画されたもので、子どもたちからも大人たちからも思いのほか好評だったため、今年も企画されたものです。
干し柿をつくるもとになる柿は、地域づくり委員会のメンバーを中心に地域の有志あわせて7名で、イベント前日の11月6日に収穫しました。柿は昨年に引き続き、地元で柿の木をお持ちの方々にお願いして、無償で分けていただきました。
寺津小学校は全校生徒94名の小さな学校です。1年生から6年生まで各学年1〜2名ずつで1つのグループを組む「縦割り班」で学校生活を送っています。今回の干し柿づくりも、この縦割り班で取り組みました。そのグループ1つ1つに、15〜16名ほど集まってくださった地域のじいちゃん・ばあちゃんが「先生役」として指導に当たりました。
最初に、講師として指導農業士の北澤久敏(きたざわ・ひさとし)さんが、機械での柿の皮むきを実演しました。その後、各グループに分かれて自分たちで柿の皮をむき、紐に吊るしていきました。朝日新聞、NHK、そして山形新聞で取材に来てくださいましたので、後日、ニュースなどで取り上げてくださるのではないかと思います。
(2008年11月11日追記)
NHK山形放送局では当日11月7日夕方のニュース、朝日新聞(山形版)では翌11月8日、山形新聞では11月11日の紙面で紹介されました。
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(写真左) 寺津地域づくり委員会のメンバーでもある太田金一(おおた・きんいち)さん。柿を吊るせるように、枝をT字に切るよう教えてくださいました。 |
木によじのぼり柿を取る大木要吉(おおき・ようきち)さん |
集まった柿を寺津小学校に運びました |
およそ1,300個もの柿に、先生方も大変驚いていました |
干し柿づくり当日は、干し柿づくり「本職」の北澤久敏さんにお越しいただきました |
手早く皮を向いていく様子に寺津小学校の子どもたちもビックリ! |
太田金一さんから、柿を紐につけていくやり方を教えてもらっています |
教わったとおりうまくできるかな? |
NHKのカメラに向かって自分たちがつくった干し柿を見せました |
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(写真左) よ〜く見てみると、きれいに丸くなってる柿もあれば、四角くデコボコしてる柿もあります。1人あたり10個を目安にして紐にしばっていきました。 |
柿を吊るす場所も地域づくり委員会の方が作ってくださいました |
1人1人の名札がついた柿は小学校の軒先に吊るされました |
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:ボランティア・各種団体
- http://www.ikechang.com/news/news160.htm
遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長が体調不良を理由に任期途中で辞職することを受けて、出馬の動きが見えていた天童市区選出の海鋒孝志(かいほこ・たかし)山形県議は11月6日に山形県議事堂で記者会見し、正式に出馬表明を行いました。海鋒県議は県立山形南高等学校卒業で、天童市の東北パイオニア労働組合委員長や同社課長を経て1995年(平成7年)に天童市議になりました。そして、2期目途中で県議に転向し、現在は県議2期目で県議会会派の山形県民クラブ代表を務めています。
<海鋒孝志(かいほこ・たかし)山形県議の記者会見の概要>
- 出馬の理由について(山形新聞)
- (これまで応援してきた)遠藤市政は一応評価するが、この約4年間は一部に偏った政策が見られ、透明性の確保も足りないと感じている。市政の停滞を打破し、自分の信条を実践するために、市議、県議の経験を生かしたい。
- 市政運営の方針について(山形新聞)
- 市役所内の風土改革が急務であり、子育て環境の整備なども重要。
- 市町村合併について(山形新聞)
- 県も道州制を視野に入れて合併を進めるなら、村山7市7町も考えられるが、そうでなければ各自治体の独自性に任せるべき。いずれにしても、国、県主導ではなく、市民にしっかり情報提供した上で再度、意見を聞いて判断したい。
記者会見の様子は夕方のテレビのニュースでも報道されていましたが、記者会見には現職の天童市議・佐藤正男(さとう・まさお)氏と前職の青柳仁士(あおやぎ・ひとし)氏が同席していました。海鋒県議は12月3日の県議会本会議であいさつした後、県議を辞職する予定です。無所属で出馬しますが、政党への推薦依頼などはこれから検討するそうです。
対して、すでに出馬表明している山本信治(やまもと・しんじ)氏は、自民党天童支部の推薦が正式に決まっており、公明党山形県本部にも推薦依頼をする予定です。選挙の日程は、この日行われた天童市選挙管理委員会で、予想どおり12月14日(日)に市長選告示、1週間後の12月21日(日)が投開票日に決まりました。これから2ヶ月弱、熱い戦いがいよいよ始まります。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:行政組織
- http://www.ikechang.com/news/news620.htm
- ■山本信治(やまもと・しんじ)氏の記者会見の内容 (2008.10.24)
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0810j4.html#081024
プロ野球の新人選択会議(ドラフト会議)でソフトバンクホークスから7位指名を受けた山形中央高校の鈴木駿也(すずき・しゅんや)投手のもとへ、宮田善久スカウト部長補佐と作山和英スカウトが訪れました。
スカウト陣は山形中央高校を訪問し、梶原賢・校長と庄司秀幸・監督を交えて鈴木投手と会談しました。そして、ソフトバンクホークスの帽子や秋山幸二・新監督のサインボール、ドラフト会議の入場パスなどをプレゼントされたあと、球団の施設や練習への取り組み方などについて説明を受けました。
- 鈴木駿也投手のコメント
- プロに行く実感がわいてきた。この帽子をかぶり、ユニホームを着てマウンドで早く投げたい。
- 作山和英スカウトのコメント(鈴木駿也投手の指名理由について)
- 高校生トップクラス。体をつくってプロに慣れてほしい。2、3年後が楽しみ。
鈴木投手は天童市立天童北部小学校時代にスポーツ少年団で野球を始め、天童市立第二中学校に入ってからは硬式野球チームの山形中央リトルシニアで活躍し、山形県立山形中央高校へ進みました。そして、高校2年の秋からは投手を兼任するようになりました。それまでは外野手や遊撃手(ショート)を務めていたことから、内外野もこなせる器用さも持ち合わせています。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:野球
- http://www.ikechang.com/news/news820.htm
- ■山形中央高・鈴木駿也選手、ソフトバンクに7位指名 (2008.10.30)
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0810j5.html#081030
今季限りでの勇退を表明していた遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長が、12月25日付けで辞職することが明らかになりました。改善しない体調不良から辞職する意向を決めたようで、11月4日に小沢精(おざわ・ただし)市議会議長など関係者に伝え、翌11月5日に市議会議長宛の辞職願を提出する予定だそうです。
辞職に伴う市長選挙は、市選挙管理委員会が市議会議長から通知を受けた日から50日以内に執行されます。小沢議長は、辞職願を受理後ただちに市選挙管理委員会に通知する意向だそうですので、今年中に市長選が行われることが確実です。12月25日付で辞職することから逆算すると、12月14日(日)に市長選が告示され、1週間後の12月21日(日)が投開票日になるのではないかと思われます。
<山形新聞社への遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長のコメント>
- 遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長
- 市民には申し訳ないが、体調が思うように回復せず、これ以上、公務を続けるのは難しいと判断した。市政の空白をつくらないよう12月下旬まで職を務め、新年からは新しい首長の下で飛躍する天童を築いていってほしい。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:行政組織
- http://www.ikechang.com/news/news620.htm
- ■遠藤登・天童市長、記者会見で勇退を正式に表明 (2008.08.27)
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0808j5.html#080827