市立天童中部小学校前のとおりで、新春恒例の天童初市が開催されました。これは旧成人の日にあたる1月15日に毎年開催されているもので、筋子や白菜などの食料品や花卉、団子木(だんごぎ)などの屋台が軒を並べます。
この日は時おり日差しがさしたりしたものの、雪が降ったりやんだり吹雪になったりと、1日中寒さが続きました。平日だったということもあり、お昼過ぎに出かけてみたものの、人の数はあまり多くなかったように見え、「人少なぐなったねぇ」「むがしよりも買わねぐなったもねぇ」という会話も聞こえてきました。
20年も前であればお店もきちんと年末年始をお休みしていたものですが、最近では12月31日はもちろん、1月1日からスーパーマーケットが開いているものですから、12月29日あたりからバタバタと年末年始の買出しをして正月を迎える準備をする、ということがなくなってきました。
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(写真左) 市立天童中部小学校前のとおりで行われる天童初市。山形名物の「どんどん焼き」は割り箸に巻かれているお好み焼きで、サッカー・モンテディオ山形の試合会場でも一番人気の食べ物です。 |
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(写真左) ピンクや黄色など、彩り豊かな団子木(だんごぎ)のお店。ひときわ目に付きます。住宅事情を反映してなのか景気を反映してなのか、以前と比べると、ちょっと小ぶりのものが多かったようです。 |
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:イベント
- http://www.ikechang.com/news/news9.htm
将軍家献上寒中挽き抜きそば賞味会(しょうぐんけけんじょうかんちゅうひきぬきそばしょうみかい)が、天童ホテル・アンジェリーナで1月13日に開催されました。これは天童市麺類食堂組合と天童商工会議所が主催しているイベントで、田麦野(たむぎの)地区で栽培された「でわかおり」を使った打ちたて、ゆでたてのそば2,000食以上がおよそ700名に提供されました。
寒中挽き抜きそばは、秋に収穫した新そばを1年のうちで1番おいしいとされる寒中に玄そばのまま石臼でひき、ふるいでそば殻を取り除いたものです。上品な味わいが特長で、東北・北海道地方では天童織田藩だけが将軍家に献上していた記録が残っています。これを観光PRに役立てようと寒中挽き抜き蕎麦(そば)の復活が行われ、2002年(平成14年)から賞味会が始まりました。また、賞味会に先立って、織田信長を祭る建勲神社でそばの奉納奉告祭が行われました。
何枚食べても1,000円ポッキリです |
グループで参加したかたが多かったようです |
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:観光キャンペーン
- http://www.ikechang.com/news/news930.htm
- ■将軍家献上寒中挽抜きそば賞味会
- http://www.ikechang.com/event/soba.html
天童市出身のプロ野球選手・広島東洋カープの栗原健太(くりはら・けんた)内野手(25歳)がテレビユー山形(TUY)のインタビューに応え、その様子が1月12日夕方のニュース番組「TUYイブニングニュース」で放送されました。栗原選手は2年連続で全試合に出場し、2008年シーズンは「広島の4番」として打率3割3分2厘(セ・リーグ3位)、ホームラン23本(セ・リーグ9位)、103打点(セ・リーグ4位)の記録を残しました。また、ゴールデングラブ賞も受賞しています。
- 昨シーズンの活躍について
- 去年は初めて4番を打たせてもらって、すごく、まぁ苦しい時期もあったんですけれども、そういうのもすごくいい経験になった年だったと思います。
- プロ9年間を振り返って
- 入った頃はケガが多くて、2軍の試合にも出られない時もあって、なかなか自分が描いていた、といいますか、思うようになかなかいくことができなかったんですけれども…。毎年毎年いろんな経験をしたなぁ、というのはいま振り返ってみて思うんですけど。
- 一番印象に残っているのは?
- やはり、3年目に1軍に初めて上がって、初ホームラン(=初ヒットが初ホームラン)を打ったんですけれども、それがやはり、一番嬉しかったというのは思っている。
- WBCに選出されて
- すごい嬉しかったですよねぇ。国際大会の経験がないだけに、すごい出たいという思いでいましたし、すごくモチベーションがあがりましたよね、これからの。がんばろうという気になった。
- 原代表監督から直接話は?
- 話をしたというのはないんですけど、候補メンバー1人1人に手紙を送ったというふうに言われてたので、とにかく万全の状態で2月15日に会おうみたいなことが書いてたんで、とにかく体はいい状態でもって行きたいと思う。
- メジャーなんて言葉も聞こえてきますが?
- FAまでまだありますし、まぁ向こうでやってみたいという気持ちはありますけど。まずはとにかくしっかりチームで優勝したいっていうのがありますので、どんどん引っ張っていけるように、今年はやっていきたい。
- ふるさとについて
- ほっとしますよね、地元(=天童)は。小さい頃から見慣れている風景だったりするんで…。すごく温かく迎えてくれるんで、みんな。そういうほっとした時間を過ごせるんですけどね。
- 山形のファンの皆さんへ、好きな言葉をボールに…
- 好きな言葉?「気合」?(笑) ぼくのバッティンググローブの刺繍なんですけど。清原さん(=清原和博さん)から、初めて会ったときに「バッティングは気合なんだよ、気合が大事なんや」とみたいなことを言われて、やっぱりもうあこがれですから、なんか「おぉ〜」っと来たわけですよ、「そうなのか!」みたいな。その時から、バッティンググローブの刺繍に、普通は「栗原5」なんですけど「気合5」にしてるんですよ。
- 子どもたちにメッセージを
- プロ野球選手になりたいっていうのを思ってる子がたくさんいると思うんで、その夢っていうのはすごく、これから成長していってもずっと持ち続けて、やっていって欲しいと思う。それに向かって自分が努力した・がんばったいうのが大事だと、そこが大事だと思うんで、どんどん目標に向かって、いまはまだまだ将来があると思うんで、がんばってもらいたいと思う。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:野球
- http://www.ikechang.com/news/news820.htm
- ■広島東洋カープ・栗原健太選手、天童市で小学生に講演 (2008.12.31)
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0812j5.html#081231