天童市は、2009年10月から低所得世帯を対象に放課後児童クラブの保育料補助を行うことに決めました。天童市の全児童に占める放課後児童クラブの利用者は20%(5月1日現在)で、山形県内で最も高い割合になっています。これは山形県内13市平均の14%、全国平均の11%を大きく上回っています。共働き世帯の増加などで以前から利用者が多かったそうですが、市内すべての小学校区に整備されていて利用しやすいということも理由に挙げられると思います。
保育料は月額およそ5,000円から12,000円程度で、施設や学年によって異なります。最近では不況の影響でクラブに入れない児童がいるほか、保育量が払えず途中で退所する児童も増えてきたそうです。そこで、山本信治(やまもと・しんじ)天童市長は、「子育て支援日本一」の御旗のもと、保育料の助成を決めました。
助成対象は
- 生活保護法に定める教育扶助費を受けている要保護児童
- 学校教育法にかかわる就学援助費の給付を受ける準要保護児童
で、1ヵ月当たり5,000円を上限として保育料の2分の1を助成します。天童市では対象者数を60名と想定し、6か月分にあたる180万円を予算化しました。
山本信治(やまもと・しんじ)天童市長は「子育て支援日本一」「観光・ものづくり日本一」「スポーツ・健康づくり日本一」の3つを掲げて市政運営に努めていますが、それらを実現するための施策がまた1つ行われることになります。
(山形新聞2009年9月12日より)
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:行政サービス
- http://www.ikechang.com/news/public_services.html
9月26日の土曜日、モンテディオ山形は千葉市のフクダ電子アリーナでジェフユナイテッド市原・千葉とのJ1リーグ戦第27節に臨みました。モンテディオ山形にとってもジェフ千葉にとっても、J1残留に向けた大きな一戦です。アウェイ席は前売りで完売御礼、山形からはもちろん首都圏在住の山形県出身者など、合わせて1,300人を超えるサポーターがモンテディオ山形の応援に駆けつけました。
1.千葉ポートタワー
東北自動車道から首都高速を経由して海ほたるパーキングエリアに立ち寄り、フクダ電子アリーナには正午過ぎに着きました。入場開始まではまだまだ余裕があるので、近くの様子を確認することにしました。スタジアム周辺の様子を広く見渡せるだろうと、まずは千葉ポートタワーへ…。
千葉ポートタワーの1階には千葉のPRブースや物産スペースがあって、てっぺんには展望スペースがあります。千葉市にはサッカーJ1「ジェフユナイテッド市原・千葉」に加えて、プロ野球パシフィック・リーグ「千葉ロッテマリーンズ」があります。タワー1階にある物産スペースや展示ブースでは、2つのチームのグッズ販売や記念品の展示がされていました。
千葉ポートタワーの遠景 |
1階に貼ってあったジェフのポスター |
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物販コーナーでは、千葉の名産品に加えてジェフグッズも販売されていました(写真左)。展示ブースには、ジェフィとユニティのぬいぐるみや選手サインなどが飾られていました(写真上)。 |
休憩スペースには、フクダ電子アリーナの模型や記念のサッカーボールも展示されていました。
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多くの人たちの目にとまるところ、人の流れのあるところで地元チームをPRするのは、大変いいことだと思います。不特定多数の人たちに興味をもってもらうきっかけになることはもちろん、それ自体が観光スポットになります。浦和レッズの場合には、まちのいたるところに浦和レッズを応援するグッズがあふれていました。天童市の場合、ホームゲームが開催されるときには、JR天童駅周辺にモンテディオ山形と対戦チームを「おもてなし」するノボリ旗が掲げられます。こういう取り組みが市内全域に広がって欲しいと思います。
今回失敗したなぁと思ったのは、スタジアム最寄り駅の蘇我駅や、周辺の商業施設に訪れなかったこと。もしかすると、商業施設のなかでも、いろんなPRが行われているかもしれません。どんな感じなのか、機会があればまた訪れてみたいと思います。
- (参考)アウェイ浦和戦にみるホームタウンのまちづくり (2009.09.13)
- http://www.ikechang.com/news/2009/news0909j2.html#20090913
2.ハーバーシティ蘇我
スタジアム周辺には「ハーバーシティ蘇我」と呼ばれる大型ショッピングモールがあります。「フェスティバルウォーク蘇我」「アリオ蘇我」「ホームズ蘇我店」といった商業施設などが立地していて、ジェフィパーキングのすぐとなりには「ケーズデンキ」が建っています。
NDソフトスタジアム山形では、近くにある商業エリア「ら・らパーク」への無断駐車が横行し、一時期大問題になりました。おなじような問題がフクダ電子アリーナでも起きているようで、大きな看板で駐車禁止をアピールしていました。いまだに「ら・らパーク」での無断駐車がひどいようであれば、モンテディオ山形でもおなじような取り組みを検討してもいいと思います。
スタジアムに向かうと正面にはJFEの工場が |
ジェフィパーキングからスタジアムまでは徒歩10分 |
ジェフィパーキングのとなりは「ケーズデンキ」 |
お店頭には駐車禁止の看板 |
蘇我駅からスタジアムまでは徒歩15分 |
街路灯にはスタジアムの旗 |
グローボの駐車場 |
スポーツ&バリュー・モール「GLOBO(グローボ)」 |
カレーハウスCoCo壱番屋はジェフ千葉仕様 |
スポーツ&バリュー・モールの「GLOBO(グローボ)」は駐車場の年間チケットを販売しているようで、ここだけは「ハーバーシティ蘇我」内でも駐車可能なようです。スタジアム周辺にはガストやカレーハウスCoCo壱番屋など飲食店がたくさんあり、試合の前後でゆったり過ごすことができます。
- (参考)ハーバーシティ蘇我 GLOBO(外部サイト)
- http://globo.sc/
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以下、とりあえず写真を掲載します。
順次、レポートを掲載します。
3.フクダ電子アリーナ
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:モンテディオ山形(アウェイ戦)
- http://www.ikechang.com/news/montedio-away.html
乳幼児の細菌性髄膜炎の原因となるヘモフィルス属インフルエンザ菌b型(ヒブ / Hib)を予防するヒブワクチンについて、天童市は2009年10月1日以降の接種分から費用を助成します。助成の対象は2歳未満の乳幼児で、住所が天童市にあることが条件です。予防接種は1回から4回の接種が必要で、1回あたり7,000円から10,000円の費用がかかりますが、天童市はそのうちの2,500円を補助します。山形県内では初、全国的にも珍しい取り組みです。
ヒブによる細菌性髄膜炎は、0歳から1歳の子どもに多く発症します。日本国内では年間600人近くが発症し、新生児においてはおよそ30%、小児においても5%程度が亡くなっています。また、生存した子どもたちの10%から20%には脳性まひや精神遅滞、それ以外の子どもたちにも学習障害や軽度の難聴などの後遺症が残ってしまいます。
世界保健機構(WHO)では1998年にワクチンの効果を認め、定期接種化すべきだとの推奨を出しています。これを受けて、日本国内では第一三共株式会社のヒブワクチン「アクトヒブ」が2008年12月19日から販売開始されました。第一三共株式会社の調査によると、すべての地方自治体を調査したものではないものの、2009年7月末現在でおよそ30の自治体(栃木県大田原市、茨城県土浦市など)にしか助成制度がないそうです。2009年7月1日現在、全国の地方自治体は合わせて1,775ありますので、天童市の取り組みはとても先進的だと言うことができます。
山本信治(やまもと・しんじ)天童市長は「子育て支援日本一」「観光・ものづくり日本一」「スポーツ・健康づくり日本一」の3つを掲げて市政運営に努めていますが、それらを実現するための施策がまた1つ行われることになります。
(山形新聞2009年9月23日より)
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:行政サービス
- http://www.ikechang.com/news/public_services.html
天童市が市南東部で整備を進めてきた東長岡工業団地について、東北パイオニアなど5社に用地を売却することが9月18日の市議会定例本会議で可決されました。東長岡工業団地は山形県指定有形文化財「清池の石鳥居」のそばにあり、総面積はおよそ4.5ヘクタール、2008年度から用地買収が始まり、2009年10月末に造成工事が完了します。事業費は5億7,889万円で、土地の売却予定価格の総計は5億8,494万円を見込んでいます。
用地の売却先は東北パイオニア、山本産業、芦野工業、三瓶工業、サン技研の5社で、それぞれ以下のような利活用を想定しています。
<天童市東長岡工業団地の用地売却先>
事業所名 |
所在地 |
用地の利活用方法 |
東北パイオニア |
天童市 |
今後の景気動向を踏まえつつ、FA事業部(ファクトリー・オートメーション)を事業拡大 |
山本産業 |
天童市 |
本社機能の移転(2010年度の着工・完成を目指す) |
芦野工業 |
山形市 |
工場の拡張を予定(2010年度の着工・完成を目指す) |
三瓶工業 |
天童市 |
用地拡大 |
サン技研 |
天童市 |
本社機能の移転を想定 |
(山形新聞2009年9月19日より)
- (関連ページ)
- ■「清池の石鳥居」の紹介
- http://www.ikechang.com/navi51.htm
- ■天童のニュース:都市計画
- http://www.ikechang.com/news/news510.htm