天童市の蔵元の1つ出羽桜酒造が、贈答用清酒「出羽桜・花宝」で使われてきた和紙包装を廃止します。贈答用の酒は、業界の慣例で1本ずつ和紙包装して販売されていますが、出羽桜酒造では環境保全のために廃止することにしました。これによって、年間でおよそ250キログラムの包装資材の削減につながるそうです。
和紙包装を廃止する代わりに、新しいラベルのデザインを山形市出身の世界的工業デザイナー・奥山清行(おくやま・きよゆき)氏にお願いしました。これまでの白地ベースのラベルから、濃い紫色ベースに桜の花が舞っているラベルになりました。出羽桜酒造では「せっかくなので高級酒のラベルを依頼しようとも思ったが、一般酒の普及を重視した」とコメントしています。
奥山清行氏は海外では「ケン・オクヤマ(KEN OKUYAMA)」の名前で知られていて、自動車や電車、航空機などのデザインを手がけています。「イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男」としても知られ、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」でも紹介されました。
(山形新聞2009年11月21日より)
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:出羽桜酒造
- http://www.ikechang.com/news/dewazakura.html
- ■奥山清行 / KEN OKUYAMA オフィシャルサイト(外部サイト)
- http://www.kenokuyama.jp/
天童市出身の大道芸能家「源吾朗」(げんごろう)さんを応援しようと、天童市を中心としたファンクラブの発足式が11月7日(土)に観月山妙法寺で行われました。源吾朗(本名:大山昭雄)さん(59歳)は天童市蔵増地区の出身で、1972年(昭和47年)に東京都新宿区の歩行者天国で紙芝居パフォーマンスを披露して大道芸の道に入りました。その後は全国行脚し、テレビや映画、舞台、CMにも出演し、1992年からはほぼ毎年モンゴルを訪れ、学校や孤児院での大道芸の披露や草原でのゴミ拾い活動に取り組んでいます。
ファンクラブは、地元の有志が中心となって設立準備を進め、源吾朗さんの小中学校時代の先輩である佐藤秀春さんが会長に就任しました。発足式で佐藤会長が「もっと大きな大道芸人になるように応援していこう」と呼びかけると、来賓として出席していた山本信治(やまもと・しんじ)天童市長もさっそく入会し、顧問就任を受諾しました。そして「源さんには市の観光大使として天童を大いに売り込んでもらっている。これまで以上に活躍して欲しい」と祝辞を述べました。
ファンクラブは入会無料です。会員には、大道芸の公演やモンゴルでの取組みを定期的に報告し、源さんの芸能活動を支えてもらいます。ファンクラブのお問合せは源さんの所属事務所「カルチャーワークス」(TEL 03-5261-9739)までお願いします。
(山形新聞2009年11月17日より)
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- ■天童のニュース:ボランティア・各種団体
- http://www.ikechang.com/news/news160.htm
- ■天童のニュース:いろんな人々
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