サッカーJ1・モンテディオ山形を応援しようと、「天童中部モンテ応援隊」が2010年3月6日に発足しました。天童市内では、地域づくり活動の延長戦として、モンテ応援隊が公民館単位で組織されてきています。天童中部モンテ応援隊は、干布地区、長岡地区、天童南部地区に続いて4番目になります。
天童中部モンテ応援隊は、 モンテディオ山形の応援を通じて住民が交流しながら活気ある地域づくりを展開していくことを目的として、2月12日に設立準備委員会が開催されました。そして、3月3日に2回目の準備委員会が開催され、昔からのモンテサポーターとして知られる須藤智(すとう・さとし)さん(50歳)が、会長予定者として「一緒になって応援の輪を広げていこう」とあいさつしました。
リーグ開幕戦に合わせ3月6日に行われた発会式では、会則案や役員案が承認され、ホームゲームでの応援やアウェイ戦での応援バスツアーなどの事業計画が協議されました。その後、湘南ベルマーレとの開幕戦は、天童南部モンテ応援隊の協力を受け、天童中部公民館でパブリックビューイングを行いました。
(山形新聞2010年3月5日より)
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:モンテ応援隊
- http://www.ikechang.com/news/montedio-supporters.html
サッカーJ1・モンテディオ山形を応援しようと、ホームタウンTENDO推進協議会はチームフラッグへ寄せ書きしてプレゼントする企画に1月から取り組んできました。天童市役所や天童市スポーツセンター、各市立公民館あわせて15ヶ所で行われた寄せ書きでは、およそ6,000人分のメッセージがチームフラッグに書き込まれました。
そして3月6日のシーズン開幕戦を前にした3月4日、天童市役所前に集まった各市立公民館長など各施設の代表から、海保宣生(かいほ・のぶお)理事長へチームフラッグが手渡されました。みなさんに「上位を目指して」「地域一丸で応援する」「子どもに夢を与えて」といったメッセージを口にしながら手渡しましたが、中には「理事長の精神はわれわれが引き継ぐ」と、退任が決まっていている海保理事長へのねぎらいの言葉もありました。
海保理事長は「チームと選手に(地元の)強い思いが伝わる。財力の中でいい補強はできた。期待に応えたい」とコメントしています。手渡されたチームフラッグの活用方法は、これから決められるそうです。
(山形新聞2010年3月5日より)
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:ホームタウンTENDO
- http://www.ikechang.com/news/hometown.html
- ■ホームタウンTENDO推進協議会、モンテへの市民寄せ書きを企画 [2010.01.09]
- http://www.ikechang.com/news/2010/news1001j2.html#20100109
3月2日に行われた天童市議会3月定例会「市政に対する一般質問」において、73.2haの事業規模で開発が進められている天童市芳賀土地区画整理事業に関する質問が出され、
- JRの新駅設置計画
- 商業区域へのイオングループの出店計画
- 区域内への子育て支援施設、福祉サービス施設といった公共施設の整備計画
が表明されました。
まず、会派「政和会」の水戸保(みと・たもつ)議員から、第6次天童市総合計画で掲げられている大項目「緑ある住みよい環境のまちづくりについて」に関連し、「JR新駅設置について」と題して質問がありました。
<山本信治(やまもと・しんじ)天童市長の答弁>
芳賀土地区画整理事業地内における新駅設置構想については、これまで一般質問や全員協議会の中でご説明しております。初めて話題となった平成16年当時のJR東日本仙台支社との協議では、天童駅と高擶駅が至近距離にあることや、駅の利用者の将来予測など具体的な開発計画等は不十分であることから、新駅の設置には難色を示しておりました。
しかしながら、平成19年度には、芳賀地区が市街化区域に編入され、組合土地区画整理事業による1,300世帯、4,000人規模の宅地開発計画が具体化したことから、現在は、土地区画整理事業による宅地化の進行を見ながら再度協議するという回答を得ているところであります。
したがいまして、芳賀土地区画整理組合では、こうした状況に加え、山形県総合運動公園を会場とするJリーグの試合や各種全国大会の開催等による新駅の利用が見込まれることから、新駅の設置に必要な土地を見込んで、仮換地の指定に向けた準備を進めているとのことであります。
本市としましては、地球温暖化に伴う国際的な低炭素化社会の構築に向け、公共交通機関の役割がますます重要となってきていることから、今後、芳賀地区の新しいまちづくりの進捗に合わせて、新駅の開設に向けた具体的な課題についてJRを始めとする関係機関と協議を進めてまいりたいと考えております。
これに対して、質問した水戸保議員からは、芳賀土地区画整理事業がうまく進むよう、激励の言葉がありました。
<市長答弁に対する水戸保(みと・たもつ)議員の発言>
これからの都市交通というのは、ホントに小刻みにやっていくのがあたり前じゃないかと思っています。だから、高擶〜天童間がちょっと近すぎるんじゃないかと(いう意見があるが)、わたしも時間を計ったら天童〜高擶間は4分弱なんですね。漆山〜南出羽は2分弱なんですね。だから、そういう意味では、高擶〜天童間4分弱を半分にすれば2分弱ぐらいになるんじゃないかと。そうすると、漆山〜南出羽間からすると、そんなに変わってはこないんじゃないかと思います。
ちょうどその「半分の場所」というと、芳賀陸橋(芳賀跨線橋)あたりになる訳です。そうすると、そこから山形県総合運動公園までだいたい1キロぐらいの距離なんですね。松下電器(パナソニック)があるから、その構内を通れば一番近いんだろうけれども、通れないのでわき道を通るとちょっと時間がかかると思いますが、あのあたりに駅ができれば総合運動公園に対しての交通の利便性が非常に高まるんじゃないかと思っております。いまはモンテディオがJ1に昇格しまして、ホントに応援のサポーターも結構増えてきている。特に、浦和レッズなんかは新幹線を貸切とかで来ているので、あの地区(=芳賀地区)に駅をつくるということは、ホントに活性化につながると思っています。
JRとの話し合いの中でも、県のほうにも声を掛けて、県の運動公園ですから駅名だって「総合運動公園駅」とかですね、そういう形でやっていけば、ホントに活性化されてくると思います。そういう面では、今後とも積極的に進めていただければありがたいなと思います。
会派「つばさ21」の赤塚幸一郎(あかつか・こういちろう)議員からは、芳賀地区の進捗状況について質問がありました。
<山本信治(やまもと・しんじ)天童市長の答弁>
芳賀地区の土地区画整理事業は、暫定的に用途決定をしていた第1種低層住居専用地域において、具体的な芳賀地区まちづくり計画に基づき、用途地区の変更をするため、関係機関や周辺自治体との広域調整を行ってまいりました。その結果、昨年の12月までに調整が整い、必要な手続を行ったうえ、本年1月に区域内の住居専用地域の一部を、近隣商業地域や準工業地域に変更いたしました。
芳賀土地区画整理組合では、この用途地域の変更を受け、事業区域の中央に位置する近隣商業地域については、芳賀地区まちづくり計画を踏まえた条件を示して、出店企業を公募したうえ、2月25日に審査委員会を開催し、イオングループによる近隣商業地域の一体的開発を決定したと伺っております。今後、施設の内容や開発時期、保留地の取得や敷地条件等についての基本協定を締結し、出店に向けた具体的な準備を進めるとのことであります。
また、住宅ゾーンについては、住宅系の3種類の用途地域に応じた敷地の最小面積や、共同住宅の建築制限等による特色ある地区計画の設定により、快適な生活環境を創出する考えです。
今後、事業費節減による保留地価格の低減や、住宅開発業者への一括販売に加え、子育て支援や地域コミュニティ形成の拠点となる公共・公益施設の設置等により、1,300世帯、4,000人規模の新しいまちなみの早期実現が図られるよう、支援を行ってまいりたいと考えております。
この答弁に対して、赤塚幸一郎議員からは「商業ゾーンに関してはイオングループに決定しそうだ、と。非常にわたしも安堵しました」という発言があったものの、「1,300戸、4,000名を10年以内に連れてくるのはわたしはムリだと思う」と、事業そのものを疑問視・不安視する発言があり、事業がうまくいかなかった場合の市長の責任問題について質問しました。
山本市長からは、子育て支援や福祉政策など「市全体の政策」として芳賀土地区画整理事業に取り組んでいく、という、決意のこもった回答がありました。
<山本信治(やまもと・しんじ)天童市長の答弁>
市民のみなさんからお話を聞いたことがあるかということですが、いろいろお話をお伺いさせていただいております。「大変だな」と「市長がんばれな」というようなことなんですけれども、1,300世帯、4,000人ということでありますから、こういう人口減少社会のなかでどう対応していくかということですけれども、わたくしは、いま上山とかいろんなところが出ておりましたけれども、少しその辺とは様相が違うのではないのかなと思っております。
少なくとも、(土地を)買っていただけるような市の全体の政策、それと同時に、その地域の資産価値をどう高めていくか、こういうようなことが大きな課題なのではないかと。それが例えば市の子育て支援とか、あるいは福祉政策とか、やはり、(どこに住むか、どこに家を建てるかという)選択の最有力候補に挙げていただく、そういうようなことを市全体としての試みのなかでやっていく。それぐらい大きな事業だと思います。そのなかで地域の資産価値をあげていく。こういうようなことだろうと思っております。先ほど水戸保議員のほうから出ました駅の発想、あるいは公共的な部分の設置とか、そういう部分もあろうかと思います。そのような中で、いろいろやっていく必要がある。
「じゃあ市長自身は将来やれるのか」ということですけれども、いま現在の想定のなかで「やれない」ということではないと思っております。最善の努力をして、最大の努力をして乗り切っていくという努力は、我々も(芳賀土地区画整理)組合と一緒になって支援をしていかなければならないと思っております。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:芳賀土地区画整理事業
- http://www.ikechang.com/news/haga.html
- ■天童市議会 議会中継(外部サイト)
- http://www.city.tendo.yamagata.jp/congress/chuukei/chuukei.html