サッカーJ1のモンテディオ山形は、浦和レッズを迎えて、J1チームで最も遅いホーム初戦を3月21日に戦いました。昨年はホーム/アウェイとも勝ち点をあげることができなかった強敵です。今回も前半30分にエジミウソンからヘディングシュートを決められリードを許してしまいましたが、後半13分、FW古橋選手のフリーキックをMF宮沢選手が左足でうまく合わせ、1対1の引き分けで今年の初顔合わせを終えました。
1.ようこそ天童へ!!ノボリ旗
(写真左)昨年から始めた次の試合日程をPRする看板は今年も健在です (写真右)おなじく、昨年から始められた「おもてなし」ノボリ旗も試合前日から掲げられていました |
前日夕方の新幹線で天童入りする浦和サポーターの姿が数多くありました |
2.開門前のNDソフトスタジアム山形
明るくなってきたばかりなのにたくさんの車が |
メインスタンド(Aゲート)とアウェイ席(浦和レッズ応援席)は前日から入場整理券が配布されましたが、モンテディオ山形の応援席(ホーム自由席/Fゲート)は試合当日の午前5時から先着順で並ばなければなりません。天気が悪かったため、少し様子を見て午前6時頃にスタジアムへ到着しましたが、既に駐車場にはたくさんの車があり、一度帰宅する人たちも多くいました。 |
午前6時でホーム自由席は200m近い列に |
メインスタンドのAゲートにもシートが張られていました |
昨年よりも出店の数が増えました |
午前10時の開門から1時間前、午前9時になると列整理が始まります。順番待ちのシートを張っていても、この時に列に並んでいないと無効になってしまいますので、午前8時30分過ぎには再びスタジアムに到着しました。この頃になると、屋台村が出店準備を始めています。 |
シャトルバス乗降口からスタジアムに向かう通路へ |
新しく4つのお店が出店してました |
「モンテディオ山形レストベンチ」が置いてある中央広場に目をやると、モンテブルーで彩られた「ペロリン」のノボリ旗がずらっと立っていました。緑色の三角が赤いベロを出している姿に見慣れていたこともあってか、ちょっとビックリ! 一瞬「顔色の悪いペロリン!?」と見間違えてしまいました(^_^;) この日は強風のためもあってか、樹にくくりつけられてしまっていました。これもまた、ちょっと気の毒な感じに見えてしまいました。 |
合計テント4張り分のグッズ売り場が登場 |
浦和レッズのグッズ売り場もあります |
中央広場の屋台村は昨年とおなじお店でした |
ただし、レイアウトがちょっと変わっていました |
「炎のカリーパン」にはオープンと同時に長蛇の列が |
米沢牛串焼きと「どんどん焼き」も人気があります |
3.炎のカリーパン「対戦相手を喰っちゃおーシリーズ」
NDソフトスタジアム山形のスタジアムグルメとして一番有名なのが「炎のカリーパン〜対戦相手を喰っちゃおーシリーズ」です。今年も、新ネタを考えながら続行することが決まったようです。今回は4つのカリーパンが登場していましたが、そのうち2つは「共同開発」で、店先のお品書きには次のような説明が出ていました。
- 海老&チーズ入りカリーパン
- 副社長と一緒に考えました かわいいので副社長も大好きだと言ってます さくらんぼてれびアナウンサー「坂木萌子」さんプロデュースの炎のカリーパン「海老&チーズ入り」
- 福神漬け入りカリーパン
- 毎回炎のカリーパンをおもしろくレポートしてくれる山形弁ブログ ばるばろーい「はらだくせぇ」さんプロデュースの炎のカリーパン「福神漬け入り」
(その1)トマト&チーズ入りカリーパン |
赤いトマトと白いチーズで紅白をイメージ |
(その2)あずき入りカリーパン |
「赤いルビー」と言われるあずき入りです |
(その3)海老&チーズ入りカリーパン |
細かく刻んだ海老が入ってます |
(その4)福神漬け入りカリーパン |
赤い色の福神漬けが入っています |
4.入場開始!
午前10時の開門前には、地元紙の山形新聞が応援号外を配布しました。山形新聞では、さらにモンテディオ山形への応援企画に取り組み、シーズンを通して利用できるプラスチック製のチアペーパーを制作しました。使用するたびに入場ゲートで配布し、終了後には回収します。どの試合で使うのか分かりませんが、多数の入場者が見込まれるベガルタ仙台戦とアルビレックス新潟戦での利用は確定しているようです。
チアペーパーは片面が青色、もう片面が白色です。下には「※このチアペーパーは山形新聞『モンテディオ・プレス』に協賛いただいた企業の方々のご協力によって制作されています。」とありました。制作資金を提供してくださった企業のみなさんに感謝すると同時に、「こういうところでも、みんなでモンテディオ山形を支えていこうっていう動きが出てるんだなぁ」としみじみ思いました。
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配られた山形新聞の号外 |
昨年と比べてモンテディオのエンブレムがまん丸に |
強風で旗がバタバタとたなびいてます |
客席裏にはトイレが増設されました |
午前10時40分ころのスタジアム |
北バックはまだ半分も埋まってません |
メイン北もまだガラガラな状態 |
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5.選手紹介
キックオフ1時間前ぐらいになると、屋台村に出かけていた人たちも戻ってきます。そしてキックオフ30分前ぐらいになり、練習のため選手たちがピッチに姿を現すと、いよいよ応援が始まります。黄砂まじりの雨風が吹き荒れるなか、浦和レッズのゴール裏では上半身裸になって応援する熱い人たちの姿がありました。雪が降るほどではなかったのでずっと飛び跳ねていれば大丈夫だったかもしれませんが、風邪を引いたりしなかったでしょうか?(^_^;)
キックオフ1時間前の浦和ゴール裏 |
キックオフ30分前、選手紹介時の浦和ゴール裏 |
この頃になるとメインスタンドも埋まってきました |
南バックも赤く染まってますが、所々に青い姿も |
対戦相手の次はモンテディオ山形の選手紹介 |
今年から動画での選手紹介になりました |
荘内銀行が資金提供してくれたようです |
青い炎とともに「2010 JLEAGUE」の文字 |
そしてモンテディオ山形のチームフラッグ |
サッカーボールとともに「J1」をアピール |
きらめく青い光の中から… |
Montedio YAMAGATAの文字が登場 |
Montedio YAMAGATAの文字に続いて… |
サポーターを表す「12」が浮かび… |
「12」がズームアップされて… |
今シーズンのスローガン「前へ!」が登場 |
このあと、各選手が動画で紹介されていきます。ただただ残念なのが、選手たちは動画なのに小林監督は文字だけ、しかも一回り小さめというおまけ付き…。思わず「えぇ〜!」と声をあげてしまいました。「小林監督の動画も作って欲しい!」と思ったのは私だけではないはずです。次のホームゲームまで2週間ありますので、ぜひご検討をお願いします > フロントのみなさま
6.コレオグラフィ(人文字)
選手紹介後からキックオフまでのほんのひととき、トイレに行ったり、タバコを吸いに行ったり、飲み物を調達したりする人で通路はごった返します。そんななか、人だかりができてるところを見に行くと、やっぱりいました!BADくんとサッカーマン。開幕戦の湘南ベルマーレ戦、2戦目の清水エスパルス戦と姿が見えなかったので心配してましたが、NDスタには登場してくださいました。
試合終了後、スタジアム向かいにある総合体育館へ姿を現したところ、部活が終わったばかりの女子中学生?たちからキャー!キャー!言われていた姿に、笑っていいのかフォローしてあげたほうがいいのか、ちょっと迷いながらその様子を眺めていました(^_^;)
在京サポのBADくん(左)とサッカーマンは今年も参戦 |
空にはどんよりとした雨雲が漂ってます |
広告看板が倒れてしまうほどの強風もありました |
でも、荒れ模様の天気が功を奏して赤青ハッキリに |
選手入場に合わせてコレオグラフィを実施 |
青白のストライプから「12」に変わりました |
このあと、選手たちが円陣を組んで各ポジションに散らばっていく際には、紙ふぶきが舞い上がりました。ただ、強風のため一部がピッチ上にまで広がってしまい、GK清水選手が手で拾って片付けている姿をみて「応援する側は盛り上がるし、スタンド上の紙はあとでみんなで拾えばいいけど、選手に迷惑をかけてしまっては、ちと今回は失敗だったかなぁ〜」と思ってしまいました。でも、今年スタジアムデビューをしたような人たちからすれば、「参加している!」と実感できたと思います。ファン/サポーターの底辺拡大のためにも、こういうイベントは今後も続けてほしいなぁ、禁止にしてほしくないなぁ、という気持ちでいます。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:モンテディオ山形(ホーム戦)
- http://www.ikechang.com/news/montedio.html
- ■モンテディオ山形:浦和レッズ戦フォトギャラリー(外部サイト)
- http://www.montedio.or.jp/photo/photo_l1003.htm