「縁結びの神様」として知られている鈴立山若松寺(れいりゅうざんじゃくしょうじ)で、5月2日に縁結び祈願祭が開催されました。鈴立山若松寺は通称「わかまっつぁま」と呼ばれていて、708(和銅元)年に行基(ぎょうぎ)によって開山されたとされています。最上三十三観音の第一番札所になっていて、縁結びに御利益があるとして多くの人の信仰を集め、「むかさり絵馬」が奉納されるお寺としても知られています。
この「縁結び祈願祭」は、天童市観光物産協会の働きかけで実現したイベントです。若松寺は観光雑誌などで「縁結びの神様」として紹介されたこともあって、現在も20〜30代の人気が高く、全国から多くの人が訪れています。そこで、同じ協会では、友人や仕事上の関係も含めた総合的な「良縁結び」の場として売り出そうと祈願祭を企画しました。今後、毎月第1日曜日(ただし、10月、12月は第1土曜日)に定期開催し、観光客の誘致に生かしていく計画です。天童市観光物産協会では「男女の縁だけでなく、例えば、引きこもりの人が社会とつながりを持つなど、さまざまな縁結びの場としてアピールしていきたい」とコメントしています。
この祈願祭に合わせて、天童温泉「松の湯」は前日泊限定で、祈願祭参加費を組み込んだ「縁結びプラン」を企画しました。森谷智昭(もりや・ともあき)社長は「若い人が来れば、温泉街もにぎわう。相乗効果で誘客につなげたい」とコメントし、ほかの旅館や飲食店でも、祈願祭と組み合わせた特別プランやメニューを検討しています。
祈願祭の参加料(祈祷料)は1,000円で、表面に「心」という文字があしらわれたオリジナルの絵馬がプレゼントされます。予約は不要。お問合は天童市観光物産協会(天童市観光情報センター)TEL 023-653-1680まで。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:観光施設・文化財
- http://www.ikechang.com/news/news910.htm
- ■鈴立山若松寺の紹介
- http://www.ikechang.com/navi3.htm