山形市、天童市、上山市、山辺町、中山町の3市2町で協議を進めている「定住自立圏構想」について、各首長で構成される「山形定住自立圏構想推進会議」が10月29日に設置されました。山形市役所で行われた初会合には、各市町の首長や担当課長などおよそ20名が出席し、会議の規約や今後のスケジュールなどが事務局から提案され、原案通り承認されました。
「定住自立圏構想」の協定締結が国に認められると、「中心市」宣言を行う山形市には最大4,000万円、天童市などほかの市町には最大1,000万円の特別交付税措置が行われます。山辺町と中山町には自前の消防組織がなく、救急の場合にはそのまま山形市へ、火災の場合も消防団で対応できない場合には山形市に応援を求めています。山形・山辺・中山の1市2町では、このお金を使って消防面の機能強化を図る計画です。
<山形定住自立圏構想推進会議の組織構成>
- 山形定住自立圏構想推進会議
- 市長・町長で構成
- 山形定住自立圏構想推進会議 検討委員会
- 副市長・副町長、総務・財政・企画の担当課長で構成
- 山形定住自立圏構想推進会議 検討委員会幹事会
- 広域連携の担当課長で構成
期日 | 内容 |
---|---|
2011年(平成23年)1月 | 山形市が中心都市宣言を実施 |
2011年(平成23年)3月 | 関連条例の制定案を各市議会・町議会に提出 |
2011年(平成23年)6月 | 各連携事業の協定締結案を各市議会・町議会に提出 |
2011年(平成23年)12月 | 各協定の実施計画「共生ビジョン」を策定 |
<市川昭男(いちかわ・あきお)山形市長のコメント>
会合の内容について
- どのくらい協定が結べるか分からないが周辺自治体が費用を負担しながら具体的な協定が結べれば市民にプラスになる [毎日新聞]。
- 具体的な連携事業を積み上げている段階だが、山辺、中山両町から協定に基づく常備消防体制整備の要望が出ており、できるだけ早く実現させたい [山形新聞]。
- 機運が盛り上がれば将来は合併も有り得る [毎日新聞]。
- 自立圏の形成を進める中で合併の機運が生まれれば、新たな手段も出てくると思う [山形新聞]。
(NHK山形、毎日新聞、山形新聞2010年10月30日より)
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:定住自立圏構想・広域合併
- http://www.ikechang.com/news/news7.htm
- ■[2007.10.26] 山形県消防広域検討委員会、村山地域を1つのブロックに
- http://www.ikechang.com/news/2007/news0710j4.html#071026
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