ダイヤ改正に伴い廃止となる山形−札幌便、山形−名古屋便の「お見送り」が、10月30日に山形空港で行われました。山形県山形空港事務所や山形空港ビルの職員などおよそ20名がエプロン(駐機場)に集まり、「ご搭乗ありがとうございます」「また、山形でお会いしましょう」といった横断幕を掲げてラストフライトを見送りました。
山形−札幌便は1979年(昭和54年)、山形−名古屋便は1992年(平成4年)に就航しました。山形空港事務所の工藤誠・所長は「これまで札幌便は延べ約158万7,000人、名古屋便は延べ約78万6,000人に利用してもらったが、非常に残念だ。廃止は困るという声をくみ上げ、県を挙げて復活に向けた要望活動を展開したい」とコメントしています。
そして、10月31日から山形−東京便、山形−大阪便に導入された新機種「エンブラエル170型機」の就航記念セレモニーが、翌10月31日に山形空港で開催されました。このイベントは山形空港利用拡大推進協議会が主催したもので、関係者およそ30名が出席しました。会長を務める市川昭男(いちかわ・あきお)山形市長は「小型機では最大級でゆとりある室内空間を実現した新世代の航空機。旅行商品の助成制度など新規事業の開拓にも力を入れながら、東京、大阪両便のさらなる利用拡大を図りたい」とあいさつしました。
エンブラエル170型機はブラジルのエンブラエル社製で、座席や通路幅などが広いのが特徴です。山形−東京便の1往復、山形−大阪便では3往復のうちの2往復で運行され、定員は74名です。
エンブラエル170型機の第1便となった大阪発山形行きの乗客20名と第2便となった山形発東京行きの乗客44名には、山形の新しいお米「つや姫」と洋ナシ「ラ・フランス」がプレゼントされました。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:山形空港
- http://www.ikechang.com/news/news270.htm
- ■天童のニュース:山形−東京便廃止問題
- http://www.ikechang.com/news/news2.htm
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