天童市西部の寺津地区で、寺津自主防災会が主催する避難訓練が10月9日に行われました。訓練は午前7時のサイレンを合図に始まり、各自自宅から寺津分館へ向かい、午前8時に避難者の確認訓練を行いました。その後、天童市消防本部のかたを講師にして、心肺蘇生訓練、緊急時の電話のかけ方、消火器の使い方、煙体験訓練、緊急地震速報を聞いて机の下に逃げる訓練、消火栓からの放水訓練などを行いました。
地元の消防団の指導を受けて、地域の皆さんが消火栓からの放水訓練を体験しました
防災訓練のあとには寺津沼の草刈り・ゴミ拾いを行いました
<天童市消防本部のかたの説明(火事について)>
- 最近の高断熱・高気密住宅では、火事の煙や熱が外に逃げず、家の中にこもってしまう。以前に天童市内であった火事でも、外から見たら全然分からなくて、様子を見ようと家族4人が部屋のドアをあけたら、熱風でのどや気管をやけどしてしまった。
- からだの外側のやけどは薬を塗ることができるので比較的早めに治るけれども、のどやからだの中のやけどはなかなか治らない。
- 炎が天井を突き破ってしまったら、火を消すのはかなり難しい。
- 無理だと思ったら、火元まで近づかなくても構わない。まだ天井まで火が回っていないなら、天井のほうに向けて消火器を全部まいてもらって、ドアを閉めて逃げてもらうだけでかなり違う。
- 逃げるときには、ドアや窓をしっかり締めてから逃げるように。外から空気が入らなければ、もやもやした状態が続くので、家のなかから全員が逃げるための時間を稼ぐことができる。
- 火事の手伝いに行くときには、自宅にある消火器を持っていって欲しい。もし近所から5人が集まれば、消火器が5本集まることになる。そのぐらい集まれば、たいていの火は消せる。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:災害
- http://www.ikechang.com/news/disaster.html
- ■[2009.10.12] 寺津自主防災会、避難訓練を実施
- http://www.ikechang.com/news/2009/news0910j3.html#2009101