サクランボの超促成栽培に取り組んでいる斉藤清邦(さいとう・きよくに)さん(67歳)が、佐藤錦(サトウニシキ)を1月4日に初出荷しました。
超促成栽培は、夏場にサクランボの木を冷蔵庫で低温保存し、秋に温室に移して開花させることで、1月に実を結ばせる方法です。天童市内で1987年(昭和62年)から取り組まれているもので、斉藤さんは研究を重ね、1989年(昭和64年)に初めて出荷できるようになりました。今年は佐藤錦を中心におよそ100本を栽培しましたが、冷蔵庫内の温度管理がうまくいかなかったこともあり、収穫量は例年の3分の1程度しかないそうです。しかし、斎藤さんいわく「実の付きが少ない分、甘みが凝縮されている。色づきも良い」そうで、味に関しては例年同様、期待できるようです。
- 斎藤さんのコメント(NHKニュース)
- 今年は硬さもあるし、色もいいんですよ。だから、味も結構いいですよ。雪の中で初夏の味を楽しんで欲しいですね。
- 斎藤さんのコメント(TUYニュース)
- 正月なもんだから、ちょっとした初夏の気分って味わってもらいたいですね。
- 斎藤さんのコメント(YTSニュース)
- 実は硬くて色もいいんですよ。だけども、ちょっと成りが薄いだけですね(=少し実の付き具合が少ない)。食味はいいですよ。冬の時期に、初夏の味っていうか、っていうのを楽しんで欲しいですね。
- 斎藤さんのコメント(YBCニュース)
- (震災があった)こういう時期だから、冬に真っ赤なサクランボを見て、少しは気分を和らげてもらいたいっていうか、そういう気もありますね。初夏の味っていうか、そういうのを楽しんでもらいたいですね。
(NHK山形「やまがたニュースアイ」、TUY「Nスタやまがた」、YTS「ゴジダス」、YBC「news every.」など)
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:サクランボ
- http://www.ikechang.com/news/cherry.html
- ■[2011.01.05] 日本一早いサクランボ、今年も1箱10万円
- http://www.ikechang.com/news/2011/news20110105.html