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天童のニュース(平成24年9月24日) (最終更新:2012年9月25日)

2012年9月24日(月) 赤塚市議、一般質問で芳賀区画整理事業に反対表明

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 9月24日に行われた天童市議会9月定例会「市政に対する一般質問」において、清新会の赤塚幸一郎(あかつか・こういちろう)議員が、「天童芳賀タウン」(天童市芳賀土地区画整理事業)地内に設置を要望しているJR新駅を含め、関連する事業すべてに反対する立場から質問しました。

 赤塚幸一郎議員は

  • JR新駅について、どうして必要なのか、どういう目的で設置するのか分からない
  • 駅間が1.5キロ程度しか離れていない駅は首都圏に行ってもない
  • 防災調整池について、区画整理組合が造るべきものを市が整備するのはおかしい
  • 水は高いところから低いところに流れる
  • なにもいま優先して(調整地を)整備する必要はない
  • 6年前の大雨のとき、別に倉津川はあふれていない
と述べたのに対して、

 山本信治(やまもと・しんじ)天童市長は

  • JR新駅は「市民の利便性の向上」「県総合運動公園へのアクセスの向上」「高齢化社会への対応」「定住化の促進」「国が掲げる低炭素型社会の推進」「災害発生時の交通の確保」など、さまざまな効果が期待される
  • JR新駅は、既存の駅の範囲から外れている天童南部地区など1万人を超える定住人口をカバーする
  • 東日本大震災の発生以降、行政における災害に対するリスク管理が重要かつ喫緊の課題となっている
  • 近年の異常気象や市街地の拡大により、雨水が急激に河川に流れ込み、下流域で一気に増水する事態が増えてきている
  • 芳賀地区の防災調整池は、安全・安心の確保のために天童市全体の雨水排水計画を見直す一環として整備するものだ
と答えました。

<赤塚幸一郎 議員の発言>

(以下、芳賀区画整理事業に関する部分のみ)

 質問のテーマは2つであります。

 (略)

 次に2つ目のテーマである、芳賀土地区画整理事業に関連する公共投資について質問いたします。

 ご承知のように、わたくしは芳賀土地区画整理事業に関しては、一貫して反対の立場を取ってきました。その理由は2つで、1つには、少子高齢化、人口減少が現実となっているこの社会情勢のなかで、このような大規模住宅地開発は無謀ではないかと申し上げてきました。最初の反対意見を言う前に、村山地域の各自治体の開発された住宅地の販売状況を調査した結果、当時約2万人に相当する宅地が売れ残っており、苦慮しているという話を伺うと同時に、芳賀の開発計画のお話を申し上げたら、一様に無謀との指摘をいただいておりました。

 2つには、今回のテーマにした公共投資に関することであります。住宅地として売れなくて困って、なにかを造ってくれ、という要望が際限なくなり、これは組合施行で市の負担は造成工事の決められた一定額にとどまるということで始めたにも関わらず、多額の予算が一定箇所につぎこむことになっては困るという風な理由で反対してきましたが、いままさに、その様相を見せております。

 そこで、この公共投資について2つの事例に限って、今後の進め方について質問いたします。

 1つ目に、芳賀新駅整備計画について、その駅はなぜ必要か、その設置目的は具体的になになのか、と市民ニーズをどのようにとらえているのか、地元のニーズはあるのか、市民全体のニーズは具体的にどのようなものなのかをお知らせいただきたい。

 2つ目には、芳賀土地区画整理事業地内に組合が設置することになっていた雨水調整池が突然、5月29日の所管委員会において隣接農地に市施行で整備し、既存の住宅地発生雨水も一緒に調整できるようにしたいとの説明に、なぜ今、なぜ肩代わりという疑念があります。

 組合が施工することになっている保留地(=「調整池」と言おうとして間違った様子)は1万2300平方メートルで、その用地はどうするんですか、という問いに組合が処分販売するということですから、土地の価格だけで5億円を超えます。それに、池の施工費を加えれば、膨大な金額を組合負担から外すという、わたしの判断では利益供与になるのではないかと考えますが、市長のお考え方を伺います。

 また、市が施行しようとしている隣接地は計画図面にもある限り、区画整理された農地です。常々開発計画が持ち上がるたびに、農地の転用は難しいという風に言われます。実際にこの芳賀区画整理地も、許可を得るまでに何年もかかっているし、現在着工している一中校舎の用地も難しかったと、聞いております。転用許可の見込みを立てた計画なのかを伺います。

 (略)

<山本信治 天童市長の答弁>

 次に、「芳賀土地区画整理事業に関する公共投資について」の「芳賀新駅計画について」申し上げます。

 新駅の設置目的については、本年3月の市議会定例会で海鋒孝志議員や木村竹虎議員の御質問にお答えしたとおり、市民の利便性の向上、県総合運動公園へのアクセスの向上、高齢化社会への対応、定住化の促進、国が掲げる低炭素型社会の推進、災害発生時の交通の確保など、さまざまな効果が期待され、本市の将来にわたるまちづくりに多大な恩恵を享受できるものと思っております。

 このようなことから、平成21年度に策定しました「第六次天童市総合計画」には、公共交通網の整備という観点から、天童駅と高擶駅のあいだに新駅設置を掲げ、平成22年8月にJR仙台支社を訪問し、新駅の設置を要望しており、県にも概要を説明し、公共交通網の充実という観点から要望活動の後押しをしていただいております。

 また、7月31日に開催しました市民説明会においては、およそ200名の参加がありました。質疑応答の中では、費用負担に関する質問などもありましたが、「ぜひとも、がんばって実現してほしい」と、新駅に期待する意見をいただいております。また、各地域で開催しておりますまちづくり懇談会におきましても新駅計画について説明をしており、事業に対しての理解は得られたものと判断をしております。

 次に「芳賀地内の雨水調整池計画について」申し上げます。 東日本大震災の発生以降、行政における災害に対するリスク管理が重要かつ喫緊の課題となっており、市民の関心も非常に高くなっております。災害の少なかった本市におきましても、近年の異常気象による局地的な大雨が発生することが多くなってきており、宅地の造成や道路整備の進展とともに、雨水が急激に河川に流れ込み、下流域で一気に増水する事態が増えてきております。近年では、平成23年9月、長雨が続いたことにより倉津川が増水し、西部の高野辺地区の水田が冠水しております。

 このようなことから、安全・安心の確保のために、本市全体の雨水排水計画を見直し、特に倉津川下流域における洪水対策を早急に施すべきと考えております。その内容としましては、県の総合運動公園を最上流部として、南部地区や南小畑地区の雨水を集める「南部幹線」の防災調整池の検討、市街地部における雨水浸透桝設置等の推進などを考えております。その一環として、今回、芳賀の防災調整池の整備に着手しようとするものであります。

 芳賀土地区画整理事業地内の東側、長岡地域約21ヘクタールからの雨水排水につきましては、現在、雨水排出量の抑制機能を持たないまま、芳賀土地区画整理事業地内を通過し、倉津川支流の「幹線排水路2号」を経由して倉津川へ流入しているため、倉津川下流域での洪水不安の一因となっております。また、「幹線排水路2号」につきましても、市道新田矢野目線、いわゆる旧寒河江街道の市立第三中学校東側交差点付近において、記録的な雨量ではないにもかかわらず、市道への冠水が懸念される状況も発生しております。このため、芳賀地区の調整池整備を再検討した結果、天童市が事業主体となり、芳賀地区と長岡地区の雨水排水量を抑制するための防災調整池を整備するものであります。

 土地区画整理事業で整備する調整池は、区域内の雨水に限るとされておりますが、計画しております芳賀地区と長岡地区の雨水排水量を抑制するための防災調整池は、土地区画整理事業地の西側に、維持管理の効率性を考慮し、一体的に整備する計画であります。 防災調整池事業費の組合からの負担につきましては、少なくとも区域内で計画しておりました調整池費用相当分は負担をしていただく予定をしております。

 防災調整池候補地は、現在農用地となっております。農業振興地域の整備に関する法律に基づく農用地域の除外については、土地収用法の事業認定を受けて事業を進めてまいりたいと考えております。

 農地転用許可については、防災調整池の緊急的な必要性について、農業委員会と協議を進めてまいります。

<赤塚幸一郎 議員の発言>

 じゃあ次に、芳賀土地区画整理関連の、まず芳賀新駅について再度伺います。

 先だって、JR東日本の調査結果が出ましたと、言う風な報告がありました。駅舎に2億円強かかります、そのほかにJRサイドで時刻表の変更とかなんかいろんなシステム変更するのに1.5ないし2億円ほどかかります。全部で計4億から5億円ぐらいかかる、これを全部請願者負担ですよ、負担になりますよ、という風な調査結果でありました。

 ここに、まず土地、用地はどうするのかってこと入ってないんだけども、駅前広場をつくるなんて土地もそれなりに必要だと思うんですよ。この土地はどういう風にされるつもりですか? まずそのへんをお伺いします。

<山本信治 天童市長の答弁>

 この土地についてはですね、いま、例えば、高擶駅あるいは乱川駅等については、非常に通勤通学時に混雑をしております。そういうような状況を考えますと、一定の広さの確保ということが課題だと思ってます。そういう意味では、ある程度の広さを確保していきたいと、そのなかでやはり組合のほうに協力をお願いしたいと、こういうようなことを考えております。

 そういうようなことでございますので、そのへんのことは期待に添えていただけるんだろうと、こういうように思っております。

<赤塚幸一郎 議員の発言>

 まぁ、組合のほうに協力いただくという風なご返事だという風に思います。

 それとやっぱり、今いろいろ市民のあいだで「その駅、その新しい駅はなぜ必要なんだ?」「その目的はなんなんだ?」と。「1.5キロ先、高擶駅あっべ」と。「そんな近いところに駅なんてのは、首都圏に行ったってあんまりほだい近いところにないよ」というくらいの距離でしかないわけです。

 で、たしかに3月の一般質問の答えなんかもわたしも聞いております。それがほんとに4億とか5億とか、投資をして、やって、必要なのか、まずビーバイーシー(=「B/C」)とよくいわれます。市民からいろんな、なにつくってほしい、どこ直してほしい、という風な要望が来ると、「B/C、費用対効果でそれはムリです」と、いう風にお断りするケースがたくさんありますね。ですから、安心安全な地域社会づくりという風な観点ではB/Cを無視してやらなきゃいかん部分もあるんですが、それ以外の部分は、やっぱりB/C理論とはわたしも必要だと思うんです。ですから、この4億とか5億とか、かけて、その効果がほんとに見込めるのかなぁ、いう風な疑念がぬぐえない。市民もおそらく、そのへんのところを気にしているのではないかな、という風に思います。

 それと、東日本調査結果の項目を見ると、6項目ほど「新駅設置するには基本的な要件ありますよ」という風に記載をされてきました。そのナンバー3、3番目に先ほども申しましたが「建設費は請願者が全額負担ですよ」と。ナンバー6に「自治体、地元住民の合意形成が必要ですよ。自治体と地元住民の合意形成が必要ですよ」というようなことが基本要件に入っております。

 それから、今後建設に向けて検討してくださいという検討することとして、「新駅利用者数の確保に向けた施策をつくってください」。2番目に「まちづくりの推進、計画人口の早期達成を行ってください」。要するに「そこの4,000人来るっていう計画人口の早期達成を」という風にJR東日本の調査した結果書には出てますので、そのへんの自治体、地元住民との合意形成、さきほどのニーズはなにかということも含めて、合意形成あるいは「B/Cで4億、5億かけた効果としてこんだけ見込めるからB/Cは成り立つんだ」という風なところについて市長の所見をまず伺います。

<山本信治 天童市長の答弁>

 あらためてですね、これについて前にも申し上げましたけれども、復唱しますと、まずこの駅の必要性、これについてはですね、いま地球規模で温暖化が大きな問題になってるわけでありますけれども、都市づくりにおいてもですね、環境に配慮した、あるいは整備内容というのが求められていると思っております。そういうような意味で、まず低炭素化社会の推進というようなことのなかでは、大きく資するものだと、こういうように思います。

 それから、この駅のメリットにつきましてはですね、まず市民の利便性の向上、B/Cという言葉も出ましたけれども、これについては駅勢圏というのがありまして、これは半径1キロでございます。これはですね、そうしますと、天童駅と高擶駅の駅勢圏から外れる南部地域のかた、これも前回申しあげましたけれども約7,000人のかたがいらっしゃいます。そういうようなことのなかで、そしてまた、この芳賀地域には1万3000所帯(=「1,300世帯」を言い間違い)の4,000人を想定しております。そうしますと、1万超を超える方々が定住人口というようなことを考えますと、駅勢圏から外れた人も含めてですね、通勤あるいは通学等々の、あるいは買い物等々、についてもですね、そしてあるいはそれぞれの駅の混雑解消というのにも、十分期待はされるものと、こう思います。

 それから、高齢化社会、まさに先ほどこういう開発が少子高齢化だということも言っておりましたけれども、こういう社会に対応する意味でもですね、この駅というのはですね、高齢化になって車の運転もままならないというかたのなかではですね、大いに期待されるのではないかと、こう思います。

 それから、県のほうでも大きな期待をしているところの県の運動公園のアクセスの向上。いまこの運動公園には100万人近い方々が来ておりますけれども、高擶駅から22キロ、最寄駅で22キロ、約30分かかります。ここからですね、0.9キロですから、約13分ぐらいの徒歩で。まさに、歩いて行ける最も最寄りの駅と、こういうようになると思います。

 そういうようなことのなかで、歩く人たちによって、街のにぎわいも醸し出される。そしてまた、歩くかたが寄って、やはり市街地、従来の市街地への入り込みも多く期待できる。こういうようなことも含めますと、やはり十分な期待に添えるものと、こういうように思います。 それから、定住化の促進、これは先ほど言いましたようにこの芳賀地域の定住化はもちろんですけれども、今やはりそれらの周辺地域、これについても駅があることによっての定住化が促進される、と、こういうような期待もしてるところでございます。

 そういうようなことのなかで、将来にわたって大きなまちづくりの恩恵を受けると、享受をできると、こういう施設であると、こういう風に思っているところでございます。そういうような意味で、この駅は将来、本市にとってはまさにおっきなものと、こういう風に理解します。

<赤塚幸一郎 議員の発言>

 いま市長がいろいろ、目的なり目標なりと思えるような項目がほんとに達成されればB/Cはわたしは成り立つと思います。この点に関して、最後にですね、やっぱり市民ニーズをどうとらえるのか、と。要するに「初めて聞いた」「知らなかった」という市民がほとんどです。ですから、「一般質問で答えたから、市民みんな知ってんべ〜」という風なことには、わたしはならないんだろうという風に思います。

 いま市長がおっしゃったような目的とか目標とか、こうするんだ、ああするんだ、と。市の基本的な考え方はこうだと、いうことをやっぱり決定する前に市民にやっぱりお知らせをして、合意形成を図っていかなきゃいかんとわたしは思うんです。

 結局、「聞いたけども、造るんだどはぁ」「決まったんだどはぁ」いう風な答えだけでは、わたしは基本的な政治・行政の進め方ではないと思います。つくづく思うのは、われわれがやってる仕事、行政がやるべき仕事の民主主義化における基本的な要件は「主権在民」ですから。ですから「自分が決めたからこれに従え」という共産主義ではありませんので、まずは、市民の合意形成、いまのJR天童駅は「新幹線はどうしても天童に止めんなねね」というようなことで、わたしは大部分の人がつくるべきだと、いう風にあの当時、意見だったと思います。

 ですから、少なくとも、この新芳賀駅も、市民の半数以上が「必要だね」という風な機運をつくるようなまず努力を、していただきたいなという風に思います。

 時間もありますので、次の部分に移りたいと思いますが、そのへんの努力を、広報も含めて、やっていただいて、市民に納得を、理解をしていただくようにしていただきたいと、いう風に思います。

<赤塚幸一郎 議員の発言>

 次の雨水調整池でありますが、まずこの話を、委員会の報告を聞いたとき、まずはビックリしましたねぇ。なんでいまこんなことしなきゃいかんのか。この図面がずうっと前から使われている図面で、最初にできたのは、全部が第1種低層住宅専用の70ヘクタールをつくるという図面でした。そのときもここに12,300平方メートルの調整池ってのが入ってました。おそらく、この調整池ってのがなかったら、認可ならなかったと思います。ここで降った雨はここにちゃんと池に一旦プールするから洪水調整にはなるんだよ、いう風なこと。

 その後、中身が第2種になったり、商業地になったり、準工業になったり、4つに区分された、このいまの図面が出てきました。これにも、ここにちゃんとおんなし場所に載っています。のに、なぜ、新しくこの図面でとなりの区画整理された農地に新しい池をつくらなきゃあいかんのか。

 現在の中里とか長岡地区の雨水排水ってのは、先ほど市長にも話にもありましたが、立谷川に流れるようにしたとか、応急措置は今されてるわけです。水ってのは高いとこから低いとこ流れる訳ですから、天童市の場合は、おおむね東から西に流れて、最上川、一番低い。大雨降っても必ず流れてきます。

 だから、駅前とか先ほどの二中の角コとか、窪地は床上浸水まで溜まりますが、窪地でないところは、床上浸水までは達するところはほとんどないです。大きな被害にはならない。で、バイパスも道路も、その段差部分だけ水が溜まります、そこまで。人が歩けないほど水が溜まりますが、それはそれで、ダムの役目を果たしていると思います、わたしは。イッキに流してやったらもっと怖いんですね。

 ですから、そういう観点からすれば、なにもいま優先して、いま既存の長岡の住宅地とかなんかの水を集めてここにするよりも、もっともっと危険なところいっぱいあるでしょ。6年前の大雨のときに、別に倉津川はあふれたわけでないんですが、こちらの山手のほう、大きな石がゴロゴロ転がってきました。土石流です。

 で、県の指定でもレッドゾーン、イエローゾーンとこがいっぱいあります。それこそ生命の危険にも関係するような危険。そんなことから考えて、なぜいまここに、組合がやろうとしているヤツを肩代わりまでして、わたしがさっき「利益供与になるんでないか」と言ったら、「いや、費用相当分は負担をしていただく」というような答弁でしたが、今回、子育て支援施設の用地を平米4万5000円、今回の天童市の公示価格、一番高いとこよりもっと高い住宅地で一番高いとこでもっと高い、価格でいま子育て支援施設を買おうとしています。この金額で、1万2300平米を計算すると、さっきも言ったように5億円以上。その2万8000トンの水を溜める工事費がナンボかかるか分かりません。

 費用相当額を負担していただくってのは、その部分を負担していただくということでよろしいのかどうか、そのへんの答弁をお願いします。

<山本信治 天童市長の答弁>

 これはですね、当初、計画をしていたなかでの費用ということに理解していただきたいと。

<赤塚幸一郎 議員の発言>

 当初計画よりも、これ、この前の説明ではそれ1万2300平米をどうするのか、と執行部に質問したら「組合で保留地として処分します」と。だから「売ります」ってことです。売ったら5億円以上でしょ? 費用相当額を負担していただく、ったら「これも負担していただくんですね」とわたくし確認している。そうでなかったら、利益供与になりますよ?

 もともと保留地を、自分で池をつくるために取ってる土地、ここに池を造るってのが義務だった訳ですから。いまも義務な訳です。そうでなければ認可なってない訳ですから。そのへんに関する確認、もう一度お願いします。

<山本信治 天童市長の答弁>

 当初、区画整理内で計画した費用、それについては応分の負担をしていただくと、こういうことでございます。

<赤塚幸一郎 議員の発言>

 それは、土地代を含めてですか? それとも工事費だけでしょうか?

<後藤建設部長の答弁>

 お答えいたします。いわゆる組合のほうでの事業負担の考え方についてのご質問でございます。それで、現在の組合側の事業計画上の防災調整池の整備事業費といたしまして、3億6900万ほど見込んでございます。これは整備するための費用というようなことでの中身でございますけれども、この部分について、負担をいただくという風な考え方に立っておるということでございます。

<赤塚幸一郎 議員の発言>

 時間もないんで、次のところになかなか行けそうにないんですが、結局、その土地を、市が取得、市のものになるんだらわたし何も言いません。組合で5億円相当分をそこで販売するというから、その土地代は相手に対する利益供与になるでしょ、わたしの判断はそういう判断です。もともと宅地でないわけですから、調整池という義務化された土地なんですから、その1万2300平米。それを保留地として、宅地として売るって言ってる訳ですから、売れば5億円以上ですよ。これは、相手に対する利益供与でしょ?と言ってるんですが、そうでないんですか?

<後藤建設部長の答弁>

 お答えいたします。ただいま利益供与という風な話が出ておる訳でございますけれども、まず、この防災調整池の負担の在り方については先ほど申し上げたような考え方に現在立っておるというようなことでございまして、これからですね、例えば新駅がJR側からもゴーサインが出まして整備に向けて進むというようなことになった場合にですね、先ほど市長答弁のなかにもありましたように、駅前広場の必要面積の確保でありますとか、そのほかにもいろいろ今後の事業進めるなかで想定される部分などもございますので、そういったことも踏まえながら、組合側からの負担をお願いする、という風なことになろうかと思っております。

<赤塚幸一郎 議員の発言>

 先ほど駅の話をしたときは、駅に必要な土地は組合から協力していただくと、いう答弁です。組合から出していただく、ということでしょ? 協力していただくってのは。市で買うとは言ってないわけですから。それがこれとごっちゃにして、話をなんにも具体的に決まってもいないのに、池の図面、場所だけつくってきてどうすると、いうのにはまったく、ま、時間もないので納得できないということを申し上げまして、あと、農地転用の可能性について、いままでいろんな提案もってきました。子育て支援施設も「『わくわくランド』」の屋外施設の隣接地の農地を開発したらどうだ」「農地転換まったく可能性ないから芳賀に持っていくんだ」。今回はどうするつもりかをお知らせください。

<後藤建設部長の答弁>

 ただいま議員からご指摘ございましたように、防災調整池、外だしで整備をする場合につきましては、当然、農振農用地からの除外、あるいは農地転用等の手続き、そういったのが必要になってまいります。ただその前に、収用事業の事業認定を受けましてですね、防災対策の施設というようなことでの事業認定を受けることによって、こういった手続きを進めて参りたいと、いうような考え方に立っておるところでございます。

 なお、この事業認定の関係につきましては、収用法の事業認定の関係につきましては、県の用地課のほうとですね、いろいろ情報交換などをさせていただきながら、考えておりますスケジュールに乗せられるような形のなかでですね、今後、調整をとりながら進めてまいりたいというに考えているところでございます。

<赤塚幸一郎 議員の発言>

 子育て支援施設はそういうことできなかったけど、この池はできる、やるんだと、いう風に判断をさせていただきます。終わります。

(関連ページ)
■天童のニュース:芳賀土地区画整理事業
http://www.ikechang.com/news/haga.html
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