測量の面白さを小学生が学ぶ出前授業が、きょう天童市の小学校で行われました。 この出前授業は県土地家屋調査士会が地域社会貢献活動の一環として、今回初めて行ったものです。天童南部小学校の5年生98人が、現役の土地家屋調査士16人からトータルステーションと呼ばれる測量機器の使い方を学びながら、長距離の水平距離や校舎の高さなどを調べました。
「おぉ〜、なにこれ〜。」
子どもたちは現在はあまり使われていないアナログ式の平板測量道具を使って、グラウンドいっぱいに学校の校章を描きました。描くために必要な102箇所のポイントを、1つ1つ慎重に測量して記していきます。
「ん〜、もうちょっと左。(こっち?)はい、オッケーです。」
測量したポイントを石灰でつなぎ、校章が完成しました。
「一生に一度しかできない経験をできたのでよかったです。」
「実際やってみて、ちと大変だったけど、完成できてよかったです。(できばえとしては?)いいと思います。」
子どもたちは3階の教室からグラウンドに描いた校章の出来栄えに、満足そうな表情で大きな歓声を揚げていました。
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