山形市の市川昭男(いちかわ・あきお)市長は、モンテディオ山形の本拠地を天童市から山形市へ移転させることを視野に入れた屋内競技場の建設を検討していると表明しました。「任期の最後にハコモノを残したがってる」「モンテの名前を出せば建設できそうだから言い出した」という見方もありますが、油断してはなりません!
ここ最近、天童市と市議会のあいだに大きな溝が見受けられますが、そんなことをしていると「鳶(とんび)に油揚げをさらわれる」状況になりかねません。地域も行政も経済界も一緒になって支えてきたモンテディオ山形が天童市からなくならないよう、気持ちを新たに、一枚岩になって対応していかなければならないと思います。
以下、2月21日夕方のテレビニュースで報道されたものを紹介します。
NHK山形 / TUY(テレビユー山形) / YBC(山形放送) / YTS(山形放送)
先週この番組で山形市の新年度予算案に盛り込まれた取り組みのうち、注目される事業として紹介したドーム型競技場の建設計画、きょうはこの計画が一転、凍結されることになったというニュースからお伝えします。
山形市の市川昭男(いちかわ・あきお)市長は、きょう開会した山形市議会の定例議会で、モンテディオ山形の本拠地を誘致することを視野に、ドーム型競技場の計画をいったん白紙に戻す方針を明らかにしました。
きょう開会した山形市議会の定例議会で市川市長はこのように述べ、ドーム型競技場の計画をいったん白紙に戻す方針を明らかにしました。平成2年に完成した秋田市にある秋田スカイドームです。山形市は雪国でスポーツの振興を図るためにはこのような全天候型の施設が必要だとして、ドーム型競技場を建設する計画を立て、平成27年度の着工を目指して新年度の当初予算案に基本設計費4,100万円を盛り込みました。建設費の総額は35億円を見込んでいました。
計画が突如凍結された背景には、サッカーJリーグの動きがありました。J1・J2の公式戦が組まれる時期は3月からプレーオフなどを含めても12月上旬まで、本格的な冬のシーズンは試合がありません。市川市長は春から秋にかけて行う春秋制から、秋から春にかけて行う秋春制へと移行を模索する動きがJリーグであることを計画凍結の理由に上げています。
天童市の県総合運動公園にあるNDソフトスタジアム、県が所有する施設で、平成8年からモンテディオの本拠地として使用されています。収容人数は2万人あまり。ナイター設備はありますが、秋春制になって本格的な冬にJリーグの試合が組まれた場合、開催はほぼ不可能です。
モンテディオの本拠地が天童市でなくなるかもしれない、この事態に天童市の山本信治(やまもと・しんじ)市長は「山形市長から詳しい説明をいただいていないため、具体的なコメントは差し控えたい」とした上で、「モンテディオのホームタウンとしての活動や長年支援してきた天童市民の厚い思いを大事にしていただきたい」とするコメントを出しました。
多額の費用を要する山形市のドーム競技場建設問題は、モンテディオの本拠地を巡る行政同士の綱引きへと変貌するのか、山形県、山形市、天童市、それにJリーグの今後の動向に注目があつまります。
山形市の市川昭男(いちかわ・あきお)市長は、きょう、モンテディオ山形の本拠地を山形市に誘致するため、自らが公約に掲げたドーム型競技場建設の計画を当面のあいだ凍結する考えを発表しました。
これは今日の山形市議会で市川市長が急遽発表したものです。モンテディオ山形が加盟するJリーグでは、冬の期間も試合ができるよう、現在、シーズンの変更が検討されています。天童市にあるNDソフトスタジアムでは冬場の試合は難しく、市川市長は、山形市にモンテディオ山形の本拠地を移転し、サッカーができるドーム型競技場を県との共同出資で造りたいとしています。
市川市長は一昨年の市長選挙で、市民のスポーツの振興を目的に30億円規模のドーム型競技場を独自に建設する公約を掲げていました。来年度の市の予算案にも4100万円の基本設計費が計上されています。市川市長は県との共同で、さらに規模の大きいドームを造りたい考えですが、県やモンテの本拠地がある天童市との話し合いはこれからで、今回の発言は多方面に波紋を呼びそうです。
市川市長の発言に対し、天童市の山本信治(やまもと・しんじ)市長は「山形市長から詳しい説明をいただいていないため、具体的なコメントは差し控えたい。ただ、ホームタウンとしての活動や、長年支援してきた天童市民の厚い思いを大事にしていただきたい。」とコメントしています。
これ、モンテディオ山形の本拠地変更という問題が絡んでいるんですよね。試合に足を運ぶファンやサポーター、そして選手のみなさんの気持ちを一番に考えて、より良い方向に話を進めていってもらいたいと思います。
山形市の市川市長はきょう、2年後の着工を目指していたドーム型競技場の建設計画を凍結し、Jリーグ・モンテディオ山形の本拠地の誘致を視野に、新たなサッカースタジアムの計画を検討する考えを示しました。
山形市の市川市長は、きょう開会した山形市議会3月定例会で、フットサルコートなどを想定したドーム型競技場の建設計画について、凍結する考えを示しました。理由については、Jリーグのシーズンが秋春制に移行する計画が浮上していることを挙げ、冬でも試合ができるサッカースタジアムの建設計画に変更する可能性を提示しました。現在、天童市のNDソフトスタジアム山形となっているモンテディオ山形の本拠地を、山形に誘致することを視野に入れています。
これに対して、県の吉村知事はきょう、次のように述べました。
山形市の市川市長は、今後、議会の議論も踏まえ、県に対して正式にサッカースタジアムの建設計画を提言する予定です。なお、市川市長の発言について、天童市の山本市長は「具体的なコメントは差し控えたい」とした上で「関係機関と相談して対応していきたい」とのコメントを発表しました。
山形市の市川市長はきょうの山形市議会で、Jリーグの秋春制が導入された場合、冬場でも試合ができるスタジアムの建設を視野に取り組んでいく考えを示しました。
これは、きょう開会した山形市の3月定例会で明らかにしたものです。このなかで市川市長は、新年度予算に盛り込まれたドーム型競技場の建設費を凍結、その上で現在Jリーグが導入を目指す、秋に開幕して春にシーズンを終える秋春制が実現した場合、山形市に雪が降っても試合ができるドーム型スタジアムの建設を県とともに目指したいとしています。現在のモンテディオのホームグランド、天童市のNDソフトスタジアムは、冬場の試合には対応できないのが実情です。
市川市長は近いうちに吉村知事へ正式に申し入れ、連携して取り組んでいきたいとしています。また、天童市の山本市長は「関係機関と相談して対応したい」とのコメントを出しています。
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