平成鍋合戦まであと半月になり、参戦団体がテレビや新聞で取り上げられる機会が出てきました。山形新聞には、酒田商工会議所青年部が庄内地方から唯一の参戦で、優勝を目指していることが取り上げられました。
酒田商工会議所青年部(佐藤香奈子会長)は「天童冬の陣『平成鍋合戦』」(12月8日、天童市)で酒田の魅力を発信しようと、旬を迎えた庄内浜の味覚ガサエビ(クロザコエビ)を使ったポタージュ風鍋を考えている。庄内地方からは唯一の参戦。「ことしこと鍋将軍になる」と気合が入っている。
鍋合戦は天童商工会議所が主催する。同青年部は初回から出場するベテランで「庄内どんがら汁」で4回優勝したことも。ガサエビでの挑戦は3回目で、前回は400食が45分で完売する人気だった。
考案したのは料理人の経験がある庄内浜文化伝道師の齋藤弘之さん。ガサエビをまるごと煮込んですりつぶし、野菜や牛乳で味に深みを出したスープに、カブなどの野菜、岩のりを載せたガーリックトーストを添えて彩りよく仕上げた。今回はエビの量を増やして濃厚にし、日本海の冬の風物詩「波の花」をイメージした塩味のメレンゲを付ける。1杯300円。
佐藤会長は「酒田の味と自信を持ってアピールできる鍋になった」とにっこり。ガサエビは捕れる量が少なく、飲食店で定期的に提供するのは難しいとしながらも、鍋将軍に輝けばイベント時の販売も検討したいという。
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