移転新築工事が進められていた天童市立第一中学校(天童一中)が完成し、市民向けの見学会が開催されました。生徒たちは、冬休み明けの3学期からこの新しい校舎で生活を送ります。見学会には、現在の中学生だけではなく、工事の進捗を見守っていた地域の方々、将来通うことになる小学生を連れたお父さん・お母さんなど、たくさんの皆さんが訪れていました。
昇降口の外観。一部は自動ドアになっていて、バリアフリー化が施されています。
下駄箱の色は学年ごとに変えられていて、下駄箱自体もその周囲も、スペースが広く取られています。
昇降口を入ってすぐとなりに理科室がありました。
昇降口から伸びる廊下も広々としており、ホテルやオフィスビルのようなイメージです。
トイレのなかも、まるでホテルのような趣きです。
教室の入り口は大きなガラスドアで、開放的な感じです。各教室の前には洗面台が備えてあります。
教室前の廊下。写真右が南側で、夏場の直射日光が教室内に届かないような設計になっています。
階段には、カラフルな滑り止めのゴム(樹脂?)が施されています。
調理室に備えられているのはガスレンジではなく、IHクッキングヒーターでした。
音楽室は階段状の床になっていて、合唱の練習には便利そうです。
音楽室は手前が低く、奥の方が段々で高くなっています。
体育館の大きさ自体は、ほかの中学校とおなじだと思いますが、
体育館の2階にはトリムコースが整備されていて、雨天時の部活動で活用できそうです。
校舎内には、太陽光発電による発電量を示すパネルが設置されています。
職員室には、校内に設置された防犯カメラのモニターがありました。
移転改築が進められてきた天童一中校舎が完成し、8日、現地で見学会が開かれた。部屋の壁などにガラスが多用され、オフィスビルのような開放的なデザインに仕上がっている。
旧校舎に隣接する西側敷地約1万400平方メートルを活用。鉄筋コンクリート3階建てで、管理棟、教室棟などを合わせ述べ床面積は焼く1万平方メートル。ガラス張りのホールなどがあり、教室や廊下は外光を多く取り入れて明るい。コンクリート壁で近代的な雰囲気がある反面、内部の窓枠には無垢の木材を配置し、温かさも感じられる。
屋内運動場は2階にあり、吹き抜けとなる3階部に1周130メートルのランニングコースがある。ヒートポンプ式エアコン、太陽光発電設備を採用し、環境にも配慮。訪れた市民らは「まるでホテルのよう」などと驚いた様子だった。
旧校舎が老朽化し、一部が土砂災害防止法に基づく特別警戒区域にかかったことなどから改築。年明けの3学期から使用する。工事費は約21億4900万円。
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