天童市と宮城県仙台市を結ぶ国道48号の整備促進に向けた国道48号道路整備促進大会が、天童ターミナルビル「パルテ」の天童市民プラザで開催されました。国道48号は天童にとっても仙台にとってもなくてはならない道路で、平成23年(2011年)3月11日に発生した東日本大震災の時には、被災地支援の生命線として大活躍しました。
天童市を含めた関係市町が国と県に要望する「地域高規格道路」は、「交流」「連携」「連結」の機能をもつ、自動車専用道路または自動車専用道路と同程度の機能がある、質の高い道路のことです。自動車専用道路は、平地よりも高く盛土して整備することがほとんどですので、現在の国道48号沿いの果樹園からのアクセスが逆に悪くならないか、ちょっと気になるところです。
本県と宮城県を結ぶ国道48号の道路整備促進大会が30日、天童市民プラザで開かれた。両県交流の動脈、災害時の重要道路として位置付け、地域高規格道路として整備することを国と県に要望した。
村山、天童、東根、尾花沢、河北、大石田の主催6市町と仙台、山形両市の関係者約300人が出席。土田正剛東根市長、山本信治天童市長が、東日本大震災時に救援物資の輸送路として重要な役割を果たしたことや、今年2月の豪雪では雪崩被害で10日間にわたって通行止めになったことを挙げ、「経済交流の促進、安全確保の面から整備が必要」と訴えた。来賓として細谷副知事らがあいさつした。
意見発表では、天童市の観光果樹園「やまがたさくらんぼファーム」の矢萩美智社長、天童温泉お駒会の高橋ゆき江会長が、観光振興における国道48号の重要性を主張。整備に向けた予算確保、橋やトンネルの老朽化対策などを盛り込んだ大会決議を採択し、出席した国、県の関係者に要望として手渡した。
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