明治大学では、創立者出身地である鳥取県、山形県天童市、福井県鯖江市の3地域に学生を派遣して、地域活性化への提言を行う「学生派遣プログラム」に取り組んでいます。その「成果報告会」が、10月19日(日)に行われた「明治大学ホームカミングデー」で開催され、天童市について取り組んだグループが最優秀賞の「学長賞」に選ばれました。
天童B班「なめたらあかん」は、3月にオープンしたイオンモール天童と既存商店街との共存を目的に、商店街での子供向けの就業体験イベントを企画することで、イオンモールから人の流れをつくることを提言しました。
平成25年(2013年)の同制度では、天童1班「第2のふるさと天童」が「あなたの第2のふるさとに天童が立候補します」と題してふるさと納税制度の活用について提言を行い、翌平成26年度に天童市が実際に取り組んでいます。今回の提言は対象が行政ではなく民間(商店街)ですが、実際に取り組まれる可能性は十分にあると思われます。
天童市は、明治大学創立者の一人である宮城浩蔵(みやぎ・こうぞう)の出身地です。これを縁にして、平成22年(2010年)12月16日に「山形県天童市と明治大学との連携協力に関する協定書」が締結されています。
明大生の学生が天童市など創設者の出身地で現地調査を行い、活性化に向けた政策を提言する学生派遣プログラムの成果発表会で、同市の中心商店街を舞台にして子どもたちに仕事体験の場を提供するアイデア「童商店街(ワラテン)」が最優秀賞に選ばれた。
同プログラムは創設者にゆかりの深い天童市、鳥取県(鳥取市、岩美町)、福井県鯖江市で展開。6〜8月に学生が現地に赴き、自治体との協議や住民アンケートを通じて政策課題の解決に取り組んだ。
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