天童市の職員が自ら業務改善策を検討・実践する「駒(こま)やかカイゼン運動」の成果発表会が12月19日に開催され、建設課と都市計画課が合同で取り組んだ事例が最優秀賞の「市長賞」に選ばれました。
天童市らしく将棋駒をデザインした番号表示板で、他部署への取次がスムーズに
天童市の職員がさまざまな業務改善策を提案、実践して行政サービスの向上を目指す「駒(こま)やかカイゼン運動」の成果発表が19日、市役所で開かれた。審査の結果、電話の転送作業をスムーズにしたり、市民向け情報コーナーを充実させたりした建設課と都市計画課の合同の取り組みが最優秀賞の市長賞に選ばれた。
運動は市民目線の行政サービスを心掛け、昨年度からスタート。全部署の若手職員らが中心になって改善策を考案し、本年度は52件が実施された。このうち10件が審査会に臨んだ。
最優秀の両課はフロアカウンターに並べただけだった各種手続き書やパンフレットを、来庁者の目に付きやすいようエレベーター前に移動。個別ファイルに差し込んで取りやすくした。道路管理や建築など多岐にわたる窓口には色別の案内板を設置。外部電話を担当部署に転送する作業をスムーズにするため、各電話機に将棋駒をデザインした番号表示板を掲げ、内線票を確認する手間を省いた。
ほかに、子育て支援課が待合室にキッズスペースを設け、市内の障害福祉事業所と共同で作ったおもちゃを置いた取り組みも評価が高かった。審査に当たった山本信治市長は「不断の改善が市民から評価されるよう、さらに頑張ろう」と呼び掛けた。
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