「第8回宮城・山形未来創造フォーラム」が山形市のメトロポリンタン山形で開催され、天童市文化スポーツ課の清野正人(せいの・まさと)行政主査がホームタウンTENDO推進協議会の取り組みについて紹介しました。
「宮城・山形未来創造フォーラム」は、宮城と山形が県境を越えて連携を進めているなか、それぞれの地域の将来像について認識を共有し、官民を通じた連携の更なる拡大・深化につなげるために平成19年度(2007年度)から開催されているものです。
パネルディスカッション「Jリーグと地域社会〜スポーツでの地方創生〜」の様子
ホームタウンTENDO推進協議会について紹介する清野正人・天童市文化スポーツ課行政主査(写真右)
今回は「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会」を前に、独自のプロスポーツ文化を有する宮城・山形両県が連携し、互いにその潜在能力を引き出しあうことで、圏域の活性化を図っていくために開催されました。
宮城・山形未来創造会議の会長であり山形県商工会議所連合会常任理事の富田博氏による主催者あいさつに続いて、「地方創生とおもてなしの心〜2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて〜」と題して筑波大学・大学院講師の江上いずみ氏が基調講演を行いました。
続いて「Jリーグと地域社会〜スポーツでの地方創生〜」をテーマにパネルディスカッションが行われ、山形大学人文学部教授の立松潔(たてまつ・きよし)氏がファシリテーター、天童市文化スポーツ課の清野正人(せいの・まさと)行政主査と公益財団法人仙台市スポーツ振興事業団の武田均(たけだ・ひとし)事務局長がパネリストを務めました。
以下、ホームタウンTENDO推進協議会の説明で配布された資料です。
プレゼン資料の表紙 |
説明された6つの項目 |
天童市は人口6万人の地方都市です |
3つのプロ・実業団チームが活動拠点を置いています |
ホームタウンは、スポーツが生活の一部になっている町 |
ホームタウンスポーツは、地域の文化活動 |
協議会では積極的にPR活動を実施 |
試合時の選手サイン会 |
試合時の体操教室 |
小学校での野球教室 |
小学校への選手訪問 |
天童夏まつりへの選手の参加 |
スポーツイベントでのサッカー教室 |
マスコットキャラのマラソン大会参加 |
保育園での読み聞かせ |
小学校でのふれあい給食 |
商店街連合会が試合日の告知看板を制作 |
温泉旅館やビジネスホテルが宿泊割引 |
観光果樹園の入園料割引 |
ビジターチームへの将棋駒プレゼント |
公民館単位で寄せ書きしたフラッグを贈呈 |
モンテディオとコラボした弁当箱のプレゼント |
市立公民館単位でのモンテ応援隊 |
市モンテ応援隊によるバスツアー |
サッカーなでしこジャパンの試合PR |
試合開催時の運営ボランティア |
ジャズイベントとのコラボ企画 |
将棋とサッカーのコラボ企画 |
する・みる・ささえるスポーツ |
仙山交流と言えば「みちのくダービー」! |
宮城、山形両県などでつくる宮城・山形未来創造会議は6日、「スポーツを地域資源とした地方創生」をテーマに、第8回未来創造フォーラムを山形市のホテルメトロポリタン山形で開いた。
スポーツコミッションせんだい(仙台市)の武田均氏、ホームタウンTENDO推進協議会(天童市)の清野正人氏がパネル討論した。仙山圏交流の起爆剤として、今季復活するJ1仙台、山形の「東北ダービー」に期待を寄せた。
清野氏は市内で地区単位に設立するモンテ応援隊の活動を紹介。「プロチームの応援熱は成績に左右される。わがチームの意識がなかなか根付かない」と課題を挙げ、「集客面でもっと対策を講じる必要がある」と述べた。
武田氏は昨年12月にコミッションが発足した経緯を説明し、「市民がスポーツをするきっかけをつくりたい」と強調。仙山圏の交流拡大に向け「仙台、山形がともに好成績を残せればいい」と今季の活躍を願った。
進行役の立松潔山形大教授は「スポーツの裾野が広がり、昔に比べて地域活性化に生かせる条件が充実している。住民を巻き込んだ取り組みを進めてほしい」と語った。
J1仙台、山形は3月7日の今季開幕戦で激突し、「東北ダービー」が4季ぶりに復活する。
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