観光に関わる地元有志の女子のみなさんが、「観光女子」ネットワーク会議を結成しました。これは、天童市の観光イベントやプロモーションが男性中心で進められていて、女性の意見が反映されにくかったことから「女性ならではの視点で天童を盛り上げよう」と組織されたものです。
メンバーは8人で、まずは天童織田藩にちなんだ「織田めし」の開発を手がけました。
女子の視点から天童市の観光を盛り上げようと、地元有志が「観光女子」ネットワーク会議を結成し、17日、初会合を開いた。天童織田藩の藩祖・織田信長にちなんだ「織田めし」の開発や散策マップの作成のほか、女子力を生かした観光プロモーションを計画している。
各種の祭りや観光イベントの会議は男性メンバーが主で、女性の意見が反映されにくかったことが結成のきっかけ。美術館職員、将棋駒職人、漫画家のほか、商工会議所、観光物産協会から20〜60代の「女子」8人が集結。「組織の利害にこだわらない」「公金を当てにしない」「アイデアはスピードが命」などを指針に掲げた。
天童商工会議所で開かれた初会合では「織田めし」の試食を行った。信長が桶狭間の戦いの前に食べた湯漬け(現在のお茶漬け)をメーンに、近江職人から伝わったとされるおみ漬け、勝負に勝つ揚げかつ、南蛮みそ、ワインなどを添えた。今後、飲食店や旅館に働き掛けて商品化を目指す。仙台市の作並温泉で25日に開催される観光業界の総会でプロモーションを行うことも決定しており、これが初舞台になる。
メンバーで天童商工会議所の瀬野純子さんは「女性が楽しめる観光資源をどんどん発信していきたい」と話している。
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