天童市矢野目の特別養護老人ホーム「明幸園」内に、市内で2ヶ所目になる地域包括支援センターが開所されました。
地域包括支援センターは、市町村から委託を受けた法人が、地域住民の心身の健康保持や生活安定のために必要な援助を行うことを通して、地域住民の保健医療の向上や福祉増進を包括的に支援することを目的としたものです。
天童市内で2ヶ所目となる地域包括支援センターが、同市矢野目の特別養護老人ホーム「明幸園」内に設置され、1日、現地で開所式が行われた。名称は「市地域包括支援センターめいこうえん」。市内を南北二つのエリアに区切り、既存のセンターと分担してきめ細やかなサービスを提供する。
センターは高齢者に関する総合相談窓口で、同市では、市社会福祉協議会が運営する「市地域包括支援センター中央」(市総合福祉センター内)が市内全域を担当していた。高齢化が進み、相談件数が増加したことを受け、市が2ヶ所目の運営を社会福祉法人天童福祉厚生会(清野権悦理事長)に委託した。
担当区域は、「めいこうえん」が南エリアで南部、蔵増、長岡、高擶など、「中央」は北エリアで中部、北部、成生、津山など。
「めいこうえん」は主任ケアマネージャー、社会福祉士、保健師の6人体制。介護や健康に関することに加え、悪質な訪問販売や虐待、1人暮らしの高齢者や認知症高齢者についてなど、家族や地域からも含め、さまざまな相談に対応する。
開所式では、天童福祉厚生会の清野理事長らがテープカットを行い、所属スタッフが紹介された。電話番号は023(664)0600。
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