天童芳賀タウン(芳賀土地区画整理事業)地内で工事が進められていた天童市の子育て支援施設「子育て未来館げんキッズ」が完成し、現地で落成式が行われました。一般開放は5月21日(木)からで、オープニングイベントが予定されています。
天童市が芳賀土地区画整理事業地に建設を進めてきた子育て支援施設「子育て未来館げんキッズ」が完成し、11日、現地で落成式が行われた。21日にオープンする。
雨天や降雪期の遊び場として屋内遊技場を備え、鉄骨2階建てで、延べ床面積は約2226平方メートル。1階フロアは乳幼児、幼児、児童向けの3ゾーンに区分けして安全に配慮。吹き抜けを利用した高さ約8メートルの滑り台をはじめ、跳躍器具やボールプールなど年代に合わせた遊具を備えた。2階には子育てカフェなどの交流スペースや有料の一時預かりルームがある。事業費は約14億2500万円。指定管理者の東京ドームグループ(東京)が運営し、場所はイオンモール天童の西側。
式には関係者約100人が出席。山本信治市長は「子育て支援日本一を目指す上での拠点施設。多くの笑い声が響いてほしい」とあいさつ。施設に樹木や用具を寄付した国際ソロプチミスト天童(篠原みえ子会長)、野川商事グループ(野川勝弘代表)に感謝状が贈られた。
天童市が建設を進めていた屋内型子育て支援施設、市子育て未来館「げんキッズ」が21日、同市芳賀地区にオープンする。開館を前に11日に開かれた落成式で、山本信治市長は「多くの市民に親しまれ将来に渡って子供たちの元気な声が響き、にぎわいと交流の場になってほしい」と期待を込めた。3月に新設されたJR天童南駅から約5分とアクセスが良く、駐車場は約200台分を用意し、受け入れ態勢を整えた。
施設は小学生以下の子供たちが対象。鉄骨造り地上2階建てで延べ床面積は約2227平方メートル。内装は森をイメージし、床などに木材を使い、壁は緑色で塗装した。
目玉は6歳以上が対象の高さ約8メートルのラ・フランスタワー。ネットで作った二重らせん構造で、上部では二つの滑り台などがつながっている。この他、2歳までを対象とした「ハイハイ広場」▽3〜5歳が対象のボールプールやトランポリン遊具がある「ゆめ広場」―などがある。2階には保護者同士が交流できる「子育てカフェ」を設置する。山本市長は「子供だけでなく、保護者同士の交流も生み出していきたい」と意気込む。
げんキッズがある芳賀地区は昨年、イオンモール天童ができるなど商業施設が続々と建設されている。げんキッズには生後6か月から未就学児の子供を預かる「一時預かりルーム」(事前予約制、有料)もある。ここで子供を預けた保護者が、周辺施設で買い物をするという相乗効果も見込んでいる。
また、同様の施設は隣接する東根市と山形市にもある。05年に開館した東根市の「さくらんぼタントクルセンター」は、遊具施設が充実し、県内外からの親子連れでにぎわう。山形市の「べにっこひろば」は14年12月にオープン。年間利用者数を13万人に想定していたが、5月10日現在で13万9851人とすでに突破し好調だ。これらを受け、天童市はげんキッズの年間利用者数を約20万人と見込む。山本市長は「天童市だけで完結せず、東根市、山形市とそれぞれの持ち味を出し合いながら、子育て支援施設を通して県内外の子供や保護者たちが交流してほしい」と話す。
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