夏はキャンプ、冬はスキーでにぎわう天童高原に、新たな観光スポットをつくろうとアーモンドの樹が植えられました。アーモンドの花は桜に似た大きな白い花が咲くのが特徴で、今後5年間で計500本以上、植栽される計画です。
豊かな自然に囲まれた天童高原(天童市)で新たなに観光資源を育てていこうと、12日、同高原にアーモンドの苗木100本が植えられた。5年間で計500本以上を植える計画で、来年の春には桜に似た大きな花が楽しめる。
同高原では、指定管理者のNPO天童高原(工藤一夫理事長)がキャンプやスキーなど四季を通じた魅力づくりを進めており、春の花見としてアーモンドの植樹を企画。植栽場所は同高原の北側にある吉野平放牧場で、苗木は佐藤苗木園(天童市荒谷)が寄贈した。
アーモンドはモモの仲間で、寒冷地にも対応。4月ごろに咲く花は、形がソメイヨシノに近く、直径7センチほどと大ぶりで、観賞用としても人気が高い。
植樹式が同日、現地で行われ、山本信治市長や工藤理事長ら約30人が出席。佐藤苗木園の佐藤隆さんは「アーモンドは手入れも簡単で、実は健康食品として注目されている。天童高原の名物として育て、耕作放棄地などへの普及も図っていきたい」と話していた。
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