サッカーJ1・モンテディオ山形への財政的な支援方法として、これまでは、ホームゲーム時などに現金で寄附し、お返しとしてリボンマグネットやピンバッジなどをもらうのが一般的でした。それが、イオン系の電子マネー「WAONカード」でも寄付ができるようになります。
新たなWAONカード「サッカー大好きワオン」では、首都圏在住の通称「関東組」の方々など、なかなかホームスタジアムへ足を運べない方でも、手軽に・自動的にモンテディオ山形へ寄付することができるようになります。
モンテディオ山形からの公式発表はまだされていませんが、「普通に買い物するだけ」というハードルの低さから、今まで以上に多くの人たちからモンテディオ山形へ関心を持ってもらうことができるのではないかと期待されます。
イオンはプロサッカーJリーグのクラブチームと連携し、ファン向け電子マネーカードを発行する。第1弾として近くJ1ベガルタ仙台など4チームと独自カードを出す。電子マネーによる買い物金額の一定割合が支援金としてチーム運営会社へ自動拠出される。全国から消費を通じて継続的に応援できる仕組みで電子マネーの新たな利用方法として広がりそうだ。
連携するのはベガルタ仙台のほか、J1のモンテディオ山形、湘南ベルマーレ、J2のコンサドーレ札幌の計4チーム。イオン子会社のフェリカポケットマーケティング(東京・千代田)が各チームのマスコットなどを記載した電子マネーカード「サッカー大好きワオン」を発行し運営する。
1枚のカードでイオンの電子マネー「ワオン」のほか、地域の飲食店や小売店などで利用できる独自ポイント制度を7月をメドに導入する。ワオン、独自ポイント制度の両方で決済額の一定割合がチーム支援に回る。
各地域でまず100〜200店の加盟店ネットワークを作る。子供向けのサッカー教室など、チームは得た資金を地域での活動の運営費などにあてる方針。1チームで初年度、3万枚以上を発行する見通し。離れた場所に住んでいても「買い物で愛着のあるチームを支援」といったことも可能になる。電子マネーは他のチームから要望があれば順次、種類を増やす方針だ。日常の消費とチームの応援を結びつける電子マネーカードの発行で、イオンは新たな顧客の獲得にもつなげる。
野村総合研究所によると、2013年度の電子マネーの利用金額は約3兆2千億円と前の年度に比べて約2割増えた。20年度には11兆3千億円に拡大すると推計しており、利用方法も多様化している。
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