地域全体で認知症の患者を支えようと、天童市は中学生を対象に認知症サポーター養成講座を開催しました。天童市内4つの中学校すべてで順次開催する計画で、まずは、天童市立第四中学校で実施されました。
天童市の天童四中(原田寧校長)で18日、認知症サポーターの養成講座が開かれ、認知症者の症状や接し方について理解を深めた。
地域全体で認知症の患者を支えようと市が主催し、市内四つの全中学校で2年生を対象に口座を開催していく。初回のこの日は、約130人が受講。市地域包括支援センターの担当者が講師を務め、認知症は老化に伴って誰でも発症する可能性があることを説明。対応については「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」などとアドバイスした。
生徒による寸劇では、食事の直後に「ごはんはまだか」と言ったり、家にいるのに「早く帰りたい」と言ったりする言動への対処法を紹介した。生徒は「できないことで困っていたら、さりげなく手助けしたい」などと話していた。
終了後には、サポーターの証しとして、リストバンドの「オレンジリング」が生徒に贈られた。
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