東洋経済新報社が毎年実施している「住みよさランキング」で、天童市が東北・北海道ブロックで2位、全国で38位にランキングしました。
全国791都市(6月22日現在)を対象に、経済誌発行の東洋経済新報社がまとめた今年の「住みよさランキング」が、4日までに発表された。本県のトップは天童市の38位(前年84位)で、新庄市も50位(同93位)に入った。北海道・東北では名取市(宮城県)に次いで天童が2位、新庄が3位。一方、項目別では住居水準充実度が全体的に高いものの、財政力を示す富裕度は山形市の285位が県内最高で、他は400位以下。県内自治体の厳しい財政事業も浮き彫りにしている。
天童市は、人口当たりの小売業年間商品販売額、大型小売店店舗面積で算出した利便度で20位。下水道普及率や都市公園面積などを基にした快適度で63位にランクされた。半面、病床数や福祉施設の定員数、出生数などに基づく安心度は444位、富裕度は448位と低迷した。
県内13市の中で、天童、新庄両市以外で総合評価全国100位以内に入ったのは、東根市の62位(前回44位)、尾花沢市の71位(同104位)。項目別に見ると、新庄市は利便度の29位、東根市は快適度の33位、尾花沢市は安心度の28位が目立つ。際立ったのは住宅延べ床面積や持ち家世帯比率で算出した住居水準充実度。村山市が3位、尾花沢市が5位と全国の中で極めて高い水準を示した。
全国の総合1位は、千葉ニュータウン区域の拡大とともにベッドタウンとして発展している印西市(千葉県)。2位は長久手市(愛知県)、3位は能美市(石川県)だった。
ラインキングは1993年から、東日本大震災が起きた2011年を除き、毎年公表している。国の統計など15指標を基礎に、都市力を安心度、利便度、快適度、富裕度、住居水準充実度の5項目に分類。項目ごとに平均値を50とした偏差値で各都市を評価し、集計した。
県内順位 | 市名 | 総合順位 | 前年順位 |
---|---|---|---|
1位 | 天童市 | 38位 | 84位 |
2位 | 新庄市 | 50位 | 93位 |
3位 | 東根市 | 62位 | 44位 |
4位 | 尾花沢市 | 71位 | 104位 |
5位 | 寒河江市 | 111位 | 131位 |
6位 | 山形市 | 169位 | 176位 |
7位 | 上山市 | 246位 | 255位 |
8位 | 南陽市 | 301位 | 293位 |
9位 | 酒田市 | 326位 | 382位 |
10位 | 長井市 | 363位 | 343位 |
11位 | 鶴岡市 | 421位 | 436位 |
12位 | 米沢市 | 501位 | 466位 |
13位 | 村山市 | 569位 | 613位 |
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