天童市出身で網走市の名誉市民となった中川イセさんについて、同郷の女優・夢実子さん(本名:今田由美子さん)が8月26日に網走市で語り劇を公演します。この舞台合わせが、8月10日に天童市立天童中部公民館で行われました。脚本をはじめスタッフは別々の地域で活動しているため、この日初めて一堂に会することになりました。
スタッフのブログ「夢実子「語り劇」プロジェクト」によると、当日はNHK北見放送局も取材に訪れ、公演当日の様子と合わせて特番を制作するようです。
天童市出身で北海道網走市名誉市民となった中川イセさん(1901〜2007年)の人生を描いた語り劇「零(ぜろ)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語」が、初演を迎えるのに合わせ、天童中部公民館で10日、主演の夢実子さん(天童市、本名・今田由美子)らによる舞台合わせが行われた。
語り劇は朗読と一人芝居を合わせたような舞台。西川町でへき地医療に生涯をささげた女医・志田周子を大愛にした一人芝居を続けている夢実子さんが演じる。
初舞台は26日に網走市で行われる。10日の舞台合わせには、脚本を手掛けた甕岡(かめおか)裕美子さんや舞台照明、音響の担当者が集まった。夢実子さんは「みんなで意見を出し合い、良い舞台をつくろう」とあいさつ。中川さんの写真を掲げた舞台で約1時間の劇を熱演した。網走市での初演後は支援を募りながら県内、全国での公演を想定している。
中川さんは、17歳で娘を出産し、養育費を稼ぐため北海道の遊郭で働き、網走市で結婚して戦後初の統一地方選で女性市議として活躍。波乱の人生を送りながら、社会資本の整備、人権擁護などに功績を残した。
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