世界的な大ヒット映画「スター・ウォーズ」の最新作「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の公開に合わせて、スター・ウォーズにちなんだ将棋駒が製作されています。
世界的な人気映画「スター・ウォーズ フォースの覚醒」(18日全国公開)にちなみ、キャラクターを彫り込んだ将棋駒を天童市の駒職人高橋稚山(ちざん)さん(58)が製作している。18日に東京の展示会で披露予定で、高橋さんは「天童の伝統技術を世界に発信したい」と、彫る手に力を込める。
反乱軍の歩兵は戦闘機のXウィング、角行にルーク・スカイウォーカー、飛車にハン・ソロ、王将にレイア姫。敵対する帝国軍は歩兵にトルーパー、金将にダース・ベイダー、王将にダース・シディアスを配置。映画の旧3部作の登場人物が中心で、チューバッカ、ボバ・フェットもおり、ファン納得の陣容になっている。
駒の製作はイオンシネマ天童(安倍健一総支配人)が企画。権利元のディズニーの了承を得て、切り絵風のデザインを決めた。安倍さんは「レイア姫が王将だと異論も出そうだが、姫が攻撃駒になるのも想像できなかった」と話す。
駒は高さ8〜10センチ、幅7〜9センチと特大サイズ。図柄に沿って木を彫り、黒の漆を施す「彫り駒」の本格仕上げ。盤は約1メートル四方で、全面の黒に星をちりばめて宇宙を表現する。
駒一つの製作時間は最低2時間。完成期限まで約1週間となり、工房では3日、急ピッチで作業が進められた。映画のキャラクターはあまり詳しくないという高橋さんは「このしわは細かすぎる」と、ヨーダの駒をにらんでいた。
日本テレビ(東京)で18日から始まるスター・ウォーズ展でお披露目され、年明けに県内各イオンシネマで展示する予定。
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