山形市・上山市・天童市による「日本版DMO」(観光地域づくり推進法人)の設立に向けた協議会「山形・上山・天童三市連携観光地域づくり推進協議会」の設立総会が、12月22日に山形駅となりのメトロポリタン山形で開かれました。DMO(Destination Management Organization)は、地域全体の観光に関する取組等を一括管理して、着地型観光を推し進めるための法人組織のことで、国が推し進める地方創生の一環として全国各地で取り組まれています。
平成27年度は旅行業者向けのモニターツアー等を実施し、平成28年度以降でのDMO設立を目指して活動に取り組んでいく計画です。
山形・上山・天童の3市などでつくる「三市連携観光地域づくり推進協議会」の設立総会が21日、山形市のメトロポリタン山形で開かれた。広域連携による観光施策の展開を目指し、民間企業を中心とした「日本版DMO」(観光地域づくり推進法人)の設立準備や観光客動向調査に取り組むことを確認した。
DMOは、観光地域づくりのかじ取り役として注目されている着地型観光のプラットホーム組織。ことし10月、3市連携事業が国の地方創生先行型の広域連携事業の採択を得たことを契機に、DMO設立の動きが活発化した。
協議会は各市の観光協会や商工会議所、金融機関などで構成。山形市が約1千万円、上山、天童の両市が500万円を負担する。
設立総会には関係者約50人が参加した。会長に選出された佐藤孝弘山形市長が「今日がスタートの日。観光地域づくりという新しいテーマの下、垣根を取り払いDMOの設立に向けて努力していきたい」とあいさつ。引き続き、観光客動向調査の実施や旅行エージェントらを対象としたモニターツアーの開催などを盛り込んだ2015年度事業計画を決めた。
総会後、日本版DMOに関する記念講演が行われた。
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