天童温泉協同組合の新年会が「ほほえみの宿滝の湯」で開催され、DMC(Destination Management Company)の設立を目指すことが山口敦史(やまぐち あつし)理事長から述べられました。DMCとは
A professional services company possessing extensive local knowledge, expertise and resources, specializing in the design and implementation of events, activities, tours, transportation and program logistics.
と説明されているもので、直訳すると「専門的技術や資源といった広範囲にわたる地域特有の知識を有し、様々なイベント、活動、旅行、交通、物流計画の企画や実行を行う専門業者」のことです。JTB社のWebサイトには
DMC…デスティネーション・マネージメント・カンパニーの略。地域と共に、地域資源を地域のオンリーワンの価値としてデザイン、 提案することに長けた専門性の高いサービスを提供する会社のこと。
と紹介されています。国では「インバウンド」(=訪日外国人旅行)を推し進めていますが、その地域ならではの旅行商品をつくるための手段としてDMCが期待されているようです。
天童には「温泉」「将棋」「雪」「神社」「寺」といった魅力的な資源が揃っています。現時点では具体的な計画等は明らかになっていませんが、将来的には、天童市内でもたくさんの外国人旅行者を見かけるようになるかもしれません。
天童温泉協同組合(山口敦史理事長)の新年会が27日、天童市の滝の湯で開かれ、観光地域づくりを担う会社DMC(Destination Management Company / デスティネーション・マネジメント・カンパニー)の創設を目指し、温泉街の発展に力を合わせていくことを確認した。
山口理事長は、山形、上山、天童の3市が連携してDMO(観光地域づくり推進法人)の設立準備を進めていることに触れながら、「地域が主体的に観光資源を磨くことが求められており、天童の良さを掘り起こすためにDMCを立ち上げて観光振興につなげたい」とあいさつ。市と連携した海外プロモーション、バリアフリーの温泉地づくりにも力を入れていくとした。会には観光関係者約80人が出席した。
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