天童市内の若手経営者などが集う「天童織田プロジェクト協議会」が総会を開き、、天童版DMOを目指すNPO「たびまち天童」を発足させることを決めました。
これは、1月27日に行われた天童温泉協同組合の新年会において、山口敦史(やまぐち あつし)理事長があいさつの中で述べたDMC(Destination Management Company / デスティネーション・マネジメント・カンパニー)設立と同じ内容のものと思われます。
天童市の若手異業種グループ・天童織田プロジェクト協議会(山口敦史会長)は27日夜、同市の栄屋ホテルで開いた総会で、NPO「たびまち天童」を発足させることを決めた。着地型観光を推進するDMO(観光地域づくり推進法人)の役割を担う。
DMOは、観光地域づくりのかじ取り役として注目されている着地型観光のプラットホーム組織。天童、山形、上山の3市が広域連携し観光庁の日本版DMO候補に登録されているが、これとは別に天童版を民間のみで立ち上げる試みだ。
同協議会は天童織田藩だった歴史を観光振興に結び付けようと設立。3年前から毎年10月、歩行者天国にした天童駅前通りに露店が立ち並ぶ「楽市楽座」を開催してきた。
従来の任意団体から法人化することにより、旅行業の免許を得て着地型旅行商品を企画販売することが可能になる。また行政や他団体と連携して、まちづくりや観光イベントの主体として、引き続き楽市楽座などを手掛けていく。
総会には会員約30人が出席した。山口会長が設立趣旨を説明する中で「地域一体の魅力的な観光地づくり、戦略に基づく一元的な情報発信やプロモーションにつながる」とメリットを強調。設立を全会一致で承認した。
前の日へ... | 今月の見出しへ... | 次の日へ... |