天童市が新たな子育て支援策として実施するピンクリボン事業「スリースマイル運動」のキックオフイベントが、天童市子育て未来館「げんキッズ」で開催されました。これは、天童市が平成28年度から新たに取り組むもので、子どもが成人するまでの時期のお母さん方の健康を守ることで、子育て支援につなげようとするものです。
「乳がん死亡ゼロ」を掲げたピンクリボン事業を本年度スタートさせた天童市は28日、同市の子育て未来館げんキッズでキックオフイベントを開いた。
女性のがん罹患(りかん)率1位で、40代後半で最も多くなる乳がんを予防し「愛する子ども、大切な人、自分自身の笑顔を守る」との願いを込めて「スリースマイル運動」と銘打った。市や医療関係などの約50人が参加。山本信治市長は「新たな視点の子育て支援。女性の命を守る市民運動として天童から発信しよう」とあいさつした。
市内の小百合第二保育園の年長児約30人も参加。天童市東村山郡医師会の神村匡会長は早期発見・治療の大切さを説いた上で、園児に「きょうはお母さんと一緒にお風呂に入って、おっぱいをモミモミして、乳がんにならないよう検診に行ってとお願いして」と呼び掛けた。五十嵐雪子市連合婦人会長がスリースマイル運動を宣言。園児らが願いを込めて風船を空に飛ばした。
市は事業で、40〜50代の女性を対象に、偶数年齢者などに継続して検診が受けられるように無料クーポン券を配布するほか、60歳以上に検診料の助成を行う。
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