平成29年度天童市総合防災訓練が、天童南部小学校を主会場として開催されました。「午前8時35分ごろに村山地方を震源とするマグニチュード7.8の地震が発生し、天童市では震度6強を記録。避難勧告を発令」という設定のもとで、天童南部地域の各町内会から天童南部小学校への避難訓練、負傷者の応急救護、炊き出し、初期消火などの訓練が住民を対象に行われました。
給水車等展示コーナーでは、給水バッグを背負う体験も
各町内会からの避難に際しては、けが人を担架で運ぶ訓練も実施
運ばれてきたけが人は、重症度に基づいて治療の優先順位を決めるトリアージが行われます
トリアージされた患者は、優先順位ごとに赤色、黄色、緑色、黒色のシートの上に移されます
赤色の最優先治療群に判断された患者に対しては、すぐさま救命措置が行われます
避難者に対しておにぎりをつくる、炊き出し訓練
会場の一角には、災害時の救助活動協力の協定を結んでいるイオンモールのPRブースも
イオンで取り扱っている防災グッズや非常食も展示されていました
イオンでは、災害時でも事業を中断させない、中断しても早期に再開させる仕組みを構築しています
災害ボランティアセンター設置訓練では、天童高校のみなさんも参加していました
段ボールトイレなど、防災グッズの一例も展示
非常持出袋は、飲料水、防寒着、マスクなどを揃え10キログラム以内に抑えることがオススメされていました
身分証明書や通帳などは、小分けにしてプラスチックケースに入れておきます
飲料水や乾パン、ウェットティッシュなども用意しましょう
消火器を使った初期消火訓練では、まず「火事だー!」と叫んで、周りに知らせることが重要
災害時の協力を協定している東北カートン株式会社では、段ボールベッドを展示
エコノミークラス症候群の予防など、段ボールベッドの効用などがパネルで紹介
体育館へ避難所を開設する訓練
避難所では1人あたり2平方メートルしか使うことができないため、ルールづくりが重要です
災害時に派遣される自衛隊の車両も展示
防災ヘリ「もがみ」による上空からの被災状況を確認する訓練
道路をふさいだ支障木を取り除く訓練
エンジンがかからない車を手押しで取り除く訓練
消防団による消火訓練では、南部小学校に向けて放水
天童市の総合防災訓練が1日、天童南部小などで行われ、約600人が参加して初期消火などに取り組んだ。
村山地域の直下型地震で震度6強を記録し、家屋倒壊・火災、負傷者多数―との想定。天童南部公民館を情報の収集・発信の拠点にするとともに、自主防災会が初期消火や応急救護、炊き出し、避難所開設などの対応を進めた。
アマチュア無線を活用した災害情報の収集伝達、緊急路線の障害物除去を関係機関と連携しながら実施。小学生による消火、要配慮者の介助・福祉避難所への移送訓練も行われた。
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