[SAY]ふるさと納税 品質確保し 天童ファン獲得へ
[YBC]ふるさと納税 寄付金額トップ リニューアルされた返礼品とは
[YTS]天童市・ふるさと納税結団式 “新飾り駒”返礼品の目玉に
[山形新聞]天童らしさ失わずブランド発信継続 ふるさと納税結団式
ふるさと納税で全国トップクラスの山形県天童市が、3月1日のリニューアルを前に関係者を集めて結団式を開催しました。「平成30年度天童市ふるさと納税に係る結団式」には、寄附の返礼品を提供している事業所からおよそ50名が参加し、山本信治(やまもと しんじ)天童市長が「ふるさと納税制度は地方創生のための有効な道具であり、制度を維持していくために節度ある対応が重要である」という旨のあいさつを行いました。
続いて、日本最大級のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクの田村悠揮(たむら ゆうき)さんが、「選ばれるための工夫〜全国の事業所、生産者におけるふるさと納税を活用した先進事例について〜」として基調講演を行いました。
その後、参加者はいくつかのグループに分かれ、果物の配送方法や寄附者から喜ばれるための工夫などについてグループワークを行いました。
ふるさと納税の受付額で全国上位にランクされる天童市で、新年度に向けた結団式が開かれました。結団式は、新年度分のふるさと納税の受付が始まるのを前に、市の担当者と返礼品を提供する事業者が参加して行われました。
ふるさと納税は、自分のふるさとや応援したい自治体に寄付する精度で、天童市への今年度の寄付額は28億円程度になる見込みです。寄付した人のおよそ6割はリピーターだということです。結団式では、リピーターを定着させるとともに、さらに寄付してもらおうと、返礼品についてどんなクレームがあったかやどんな点が好評だったかなど、事業者間で情報交換を行いました。
また、新年度からの新たな返礼品として伝統技術に現代的なデザインを取り入れた飾り駒などを加え、質の高い天童ブランドを目指すことにしています。天童市では、新年度分の受付を来月1日から開始します。
小坂憲央アナウンサー
大木瞳美アナウンサー
山川麻衣子アナウンサー
結団式には、市の関係者や返礼品を提供する市内の事業者など、およそ50人が出席しました。4年前から始まった天童市のふるさと納税は、さくらんぼをはじめとする果物や、将棋の駒などが返礼品として並び、全国でもトップクラスの人気を集めています。
山川麻衣子アナウンサー
また、天童市では、来月1日からは返礼品の内容がリニューアルされ、これまでより100品近く多いおよそ380品が掲載されます。
来月からリニューアルされる天童市のふるさと納税の返礼品、その目玉がこちら!飾り駒です。通常のものとは違って、よ〜く横から見てみると、文字が浮き出ているんです。こちらは、来月からの返礼品の目玉の1つ、県出身の工業デザイナー奥山清行さんがデザインし、市内の木工メーカー天童木工が手掛けた特製の飾り駒。50万円の寄付でもらえる返礼品です。立体的で斬新なデザインですよね〜。
去年4月、加熱するふるさと納税の返礼品競争に歯止めをかけようと、総務省は寄附金に対する返礼品の額を3割以下とすることなどを自治体に通知。これを受け天童市では、去年、高級な将棋駒やモンテディオ山形の1日社長権など、20品近い返礼品を取り下げました。
また、市では将棋をテーマにした漫画「3月のライオン」とのコラボアイテムを掲載するなど、返礼品に工夫を凝らしています。通知のあおりを受け、寄付額が前年の4割以上減少する自治体もある中、天童市の落ち込み幅は前年の2割程度にとどまっているということです。
小坂憲央アナウンサー
大木瞳美アナウンサー
山川麻衣子アナウンサー
かわりまして、天童市のふるさと納税の返礼品に斬新なデザインの将棋の飾り駒が登場です。寄付額は50万円からです。
左馬の文字が浮かび上がる、立体的なデザインが特徴の将棋の飾り駒。世界的な工業デザイナーで山形市出身の奥山清行さんや天童木工などが共同で開発しました。この飾り駒をふるさと納税の新たな目玉にしようと取り組んでいるのが、昨年度の受け入れ納税額が全国9位となった天童市です。
来月1日からの受付開始を前に、返礼品を生産製造する事業者を対象に、結団式が行われました。ふるさと納税を巡っては、去年4月、総務省が返礼品を寄付金額の3割以下にするよう、全国の地方自治体に通知。天童市はそれまで寄付金額の5割を返礼品に充てていましたが、去年9月から、3割にしています。
このため、今年度の受け入れ納税額は、前の年度を下回る見込みです。
2018年度分のふるさと納税の受け付け開始に合わせ、天童市は22日、同市の滝の湯で結団式を行った。返礼割合を下げ厳しい状況の中、天童ブランドを地道に発信していくことを申し合わせた。
返礼品の提供事業者ら約50人が出席した。山本信治市長は国の通達に沿って、9月受け付けから返礼割合を5割から3割に引き下げたところ、寄附額が7〜8割になっている現状を説明しながら「ふるさと納税は地方創生の道具になるもの。天童らしさを失わず、高いブランドを発信し続けよう」と呼び掛けた。
出席者がワークショップ形式で配送や梱包(こんぽう)、クレーム対応について情報共有した。
市によると、17年度の寄付額は最終的に28億円程度になる見通し。18年度は返礼品に山形市出身の工業デザイナー奥山清行氏と天童木工、駒職人の技術を結集した飾り駒を加えるなど品目を約280から379に充実させるという。3月1日から18年度の受付を始める。
[SAY]ふるさと納税 品質確保し 天童ファン獲得へ
クラウドファンディングで開発された新しい飾り駒「MAIZURU」
説明を聞き入る駒職人の国井天竜(くにい てんりゅう)氏
[YBC]ふるさと納税 寄付金額トップ リニューアルされた返礼品とは
続いては、ふるさと納税に関する話題です。
担当は山川さんです。
はい、まずはこちらをご覧ください。去年4月から12月までの県内の自治体に寄せられた、ふるさと納税の寄付金額です。1位となったのは天童市で、24億6千万円にのぼっています。しかし、去年4月、総務省から返礼品の金額を3割以下とする通達が出されました。そのため、この天童市でも、返礼品の中身に変化が見られます。きょう行われた結団式で決定した、来月からリニューアルする返礼品を取材しました。
返礼品の額が3割以下となったことで、やっぱりね、いろいろ工夫もしなければいけないですしね。その結果も出てますよね。
うん、そうですよね。また、天童市長も言っていた通り、ふるさと納税で税収が増えると、市民の暮らしぶりにも反映されていく訳なんでよね?
そうなんです。実際にふるさと納税がどのように使われているか、気になりますよね。それがこちらです。第3子以降の給食費の無料化、続いては外国語を指導するALTの人数が2人から4人【←正しくは4人から8人】と、2倍となりました。そのほかにも、英語検定の受験料が全額補助など、さまざまな政策が実現できたんです。このふるさと納税、それぞれの魅力を伝えることにもつながりますからね、今後も期待が高まります。きょうは天童市のふるさと納税についてお伝えしました。
小坂憲央アナウンサー
取材は山川さんでした。
ALTの人数は、正しくは「4人→8人」で、市内各中学校に2名ずつ配置されています
[YTS]天童市・ふるさと納税結団式 “新飾り駒”返礼品の目玉に
天童市役所に展示されている新しい飾り駒「MAIZURU」
結団式には、返礼品の取扱事業者など約50名が参加しました
[山形新聞]天童らしさ失わずブランド発信継続 ふるさと納税結団式
前の日へ... | 今月の見出しへ... | 次の日へ... |