東日本大震災から通行止めが続いていた高擶橋(たかだま はし)の代わりになる出羽高擶橋(でわ たかだま はし)が、4月13日に開通しました。午前10時から現地で行われた開通式には、天童市と山形市の自治体関係者など約100名が出席し、安全祈願祭に続いてテープカットと渡り初めが行われました。
一般社団法人 天童市観光物産協会のキャラクター「天童こま八」と山形市のお宝イメージキャラクター「はながたベニちゃん」も華を添え、高擶小学校と出羽小学校の児童と一緒に橋を渡りました。その後、午後2時から一般開放されました。
天童市の高擶地区と山形市の漆山地区を結ぶ高擶橋は、天童市側からすると通勤通学でJR漆山駅へ向かうための橋として、わたし自身も小中高と利用してきました。明治時代に架けられた先代の橋は、天童市の高擶村と寺津村、山形市の旧出羽村、明治村が共同で設置し、4つの地域の交流に欠かせない重要な橋でした。
天童市側から見た高擶橋。東日本大震災から通行止めが続いています。
木製の橋をコンクリートの土台が支える構造になっています
高擶橋を下から見ると、木製の橋であることが一目瞭然です
山形市側から見た高擶橋。歪んでいるのが見て取れます。
橋を渡ったところには公園があり、桜の季節に花見をしたことが思い出されます
出羽高擶橋から眺めた高擶橋
出羽高擶橋から天童市の方に目をやると、舞鶴山や天童芳賀タウンが見えます
出羽高擶橋までの部分は、天童市道 矢野目高擶線(やのめたかだません)という名前です。
テープカットは、天童市・山形市・山形県・議会関係者などが行いました
テープカットに続き、高擶小・出羽小の子どもたちと一緒に渡り初め
子どもたちと一緒に出羽高擶橋を渡る「天童こま八」
「はながたベニちゃん」も一緒に最後まで歩きました
「人」の渡り初めが終わったあとは、警察車両を先頭に自動車も渡り初めを行いました
桜をバックに「天童こま八」と「はながたベニちゃん」
強風のなか、最後まで参加した「天童こま八」と「はながたベニちゃん」
出羽高擶橋の4つの銘板は、高擶小と出羽小の昨年の6年生に書いてもらいました
漢字の表記が刻まれた出羽高擶橋の銘板
完成期日が刻まれた出羽高擶橋の銘板
出羽高擶橋は立谷川(たちやがわ)に架けられた橋です
開通式パンフ1 (243KB-PDF形式) |
開通式パンフ2 (166KB-PDF形式) |
開通式パンフ3 (211KB-PDF形式) |
開通式パンフ4 (229KB-PDF形式) |
山形、天童両市が市境に整備を進めてきた出羽高擶橋の開通式が13日、現地で行われた。東日本大震災の影響で近くの高擶橋が通行止めとなっているため、変わる橋として整備された。両市間のアクセス向上などが期待される。
立谷川に架かる出羽高擶橋は長さ約130メートル。幅14メートルの片側1車線で、歩道を備える。両市中心部を結ぶルートとして整備計画がある都市計画道路・城北天童線の一部区間に当たり、新しい橋を挟み北川の天童市道矢野目高擶線(約565メートル)と、南側の山形市道新出羽高擶線(約295メートル)も開通した。
開通区間は、昨夏開通した天童市道清池南小畑線に接続することから、大型ショッピングセンターなどがある天童新市街地エリアの渋滞緩和も期待される。両市の総事業費は約19奥2400万円。2001年度に事業着手した。耐震強度を満たしていない旧橋は本年度中に撤去する。
式には関係者や住民ら約120人が出席。神事に続き佐藤孝弘山形、山本信治天童両市長らがテープカットした。高擶小と出羽小の児童約100人と関係者が渡り初めを行い、新たな橋の開通を祝った。
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