天童市の酒造メーカー・出羽桜酒造株式会社の仲野益美(なかの ますみ)代表取締役社長が、平成30年度山形県産業賞に選ばれました。山形県産業賞は、山形県内で産業や科学技術の発展に貢献し、顕著な功績を挙げた個人・団体に対して贈呈されています。
仲野氏は、山形県酒造組合会長も務められていて、世界最大級のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」日本酒部門審査会の山形県誘致に尽力されたことなどが評価されたようです。
県内の産業界、行政などの代表者でつくる県産業賞委員会(委員長・吉村美栄子知事)は10日、県庁で審査会を開き、本年度の県産業賞を県酒造組合会長で出羽桜酒造社長の仲野益美氏(57)=天童市、県銀行協会長で山形銀行頭取の長谷川吉茂氏(68)=山形市、前田製管相談役の前田直己氏(73)=酒田市=の3個人に贈ることを決めた。県科学技術賞は山形大医学部長の山下英俊氏(63)=山形市=に決まった。両賞は県内で産業や科学技術の発展に貢献し、顕著な功績を挙げた個人・団体に贈呈している。産業賞の受賞者は累計で99個人、66団体、科学技術賞は20個人となった。贈呈式は11月3日、山形市の文翔館で行われる。
■県産酒の魅力発信
▽仲野益美氏=世界最大級のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2018」日本酒部門審査会の本県誘致に尽力し、3回目の日本開催を実現。出羽桜酒造では積極的に輸出促進、販路拡大を図り、本県酒造業界をリードしている。
仲野氏の話 本県酒造業界の団結力、名声を高めることができ、業界、出羽桜酒造に関わる全ての方を代表して賞をいただいた。県産酒は県民に愛され、育てられた。今後も日本酒だけではなく、酒造りに適した本県の魅力、風土も県外、海外に発信したい。
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