山形県天童市にある(株)出羽紙器製作所 山形工場(本店:東京都板橋区)が、埼玉県所沢市の新所沢工場と共同で、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐためのパーティションを開発しました。段ボール製のこの商品は、前面のみの1面タイプで税込550円、左右も覆う3面タイプで税込750円と非常に安価のため、全国から問合せが殺到しています。
天童市内の事業所でも、打合せテーブルや案内カウンターに設置されているのを見かけます。新型コロナから自社のスタッフそしてお客さまを守るため、ご検討してみてはいかがでしょうか?
段ボール製造を手掛ける出羽紙器製作所(東京)の山形工場(天童市清池東2丁目)が、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ一助にしてもらおうと、他工場などと共同で飛沫(ひまつ)を遮るためのパーティションを企画開発し、20日に量産体制を整えた。
パーティションは、プレス加工した組み立てキットとして販売。縦70センチ、横1メートル、厚さ10ミリの段ボールに脚部を組み込み、くりぬかれた部分に透明のシートを貼って完成する。物品受け渡し用の小窓として、下部を取り外せる。1面タイプ(550円)と、左右を囲む3面タイプ(750円)の2種類で、色は茶と白。
国難に対応し、安価な製品を提供したいとの考えで今月から試作を始め、1週間ほど前に製品化した。既に行政や金融機関などから計200枚ほどの引き合いがあり、本格的な量産化を決めた。同社の渡辺勇常務・山形工場長は「秋葉功会長が中山町出身といった縁もあり、県内での社会奉仕として何かできないかと考えた。高価なアクリル板などと異なり、手軽に設置できると思う」と話した。問い合わせは出羽紙器製作所山形工場023(655)3313。
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