新型コロナウイルス感染拡大を受けて、山形県天童市の観光果樹園では6月から始まるサクランボ狩りの予約キャンセルが相次いでいます。王将果樹園を運営する(株)やまがたさくらんぼファームでは、この状況に対応するため、フルーツの定期便を新たに企画したことが、4月21日(火)のYTSニュース「ゴジダス」で紹介されました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、観光果樹園などへの影響が危惧されていますが、天童市では、訳アリの果物を全国に届ける新たな取り組みが始まりました。天童市川原子(かわらご)の山形さくらんぼファームは、1969年に創業し、8ヘクタールの園地でさくらんぼやラ・フランスなど6種類の果物を栽培しています。来月からは観光果樹園がオープンし、敷地内のカフェでスイーツなどを提供するはずでしたが…。
そこで考えたのは、規格外の果物を安く全国に届ける「ワケあり倶楽部」という取り組みです。
この取り組みはこのようにインターネットや電話で申し込むことができ、全国の人たちが山形の旬の果物を自宅に居ながら味わうことができます。「ワケあり倶楽部」はほかの農家と連携しながら、6月から12月までの6カ月間で7回、さくらんぼや桃など合わせて8種類の果物、42キロ分を届けるということです。価格は、新型コロナウイルスに負けないというメッセージを込めて28567円です。
「ワケあり倶楽部」は、きょうから来月いっぱいまで受け付けています。
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