新型コロナウイルス感染症の軽症者・無症状者の受入施設になることが明らかになった「ホテルルートイン天童」について、山形県が5月11日以降に説明会を開催する考えを示しました。山形県内では計3つの宿泊施設が設けられますが、病院の受け入れ態勢に余力があるため、現時点では利用される予定はありません。
新型コロナウイルスの軽症・無症状感染者を受け入れる宿泊施設について、県は8日、天童市議会新型コロナウイルス感染症対策支援本部の役員会で、施設がホテルルートイン天童に決まった経緯や、市民への説明会開催を検討していることを明かした。
4月に県と同ホテルが直接交渉して決定した。県医療政策課の担当者は「市から地元説明会を開くよう要望を受けているが、施設名を非公表としたことから地域住民への説明には至らないままになっている」と述べた。現段階でゾーニングなど施設の準備が整ってきたことから、来週には周辺住民に説明する考えを示した。
議員からは「県民として受け入れざるを得ない状況は分かっているのだから、情報を開示して市民が不安を抱かないようにしてほしい」との声があった。
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