天童温泉を訪れる観光客がそれぞれの宿にいながら「体験」できる旅行商品として、「リモート書き駒体験」を株式会社DMC天童温泉が企画しました。「DMC」はDestination Management Companyの頭文字をとったもので、地域の観光資源に精通して、地域と協同して観光地域づくりを行う会社のことです。
9月13日(日)には、日本将棋連盟天童支部の子どもたちが天童温泉「天童ホテル」と「湯坊いちらく」の2ヶ所に分かれて、ビデオ会議アプリ「Zoom」を使用した書き駒づくりを体験しました。
コロナ禍でも観光客に将棋の街・天童を楽しんでもらうため、リモート形式の書き駒体験がきょう地元の子どもたちを対象に開かれました。
これは、コロナ禍でも観光客に将棋の駒に文字を書き込む「書き駒」を楽しんでもらおうと企画されたもので、きょうは地元の将棋連盟の子どもたち合わせて11人が参加しました。
新型コロナ対策として席を空けて実施し、講師はモニター越しで、リモートで指導を行いました。子どもたちは真剣な表情で、将棋駒に思い思いの文字を書き込んでいました。
この体験教室は、今月18日から天童温泉の各旅館で観光客を対象に本格的に実施することにしています。
将棋の街・天童市に新たな「おもてなし」が誕生しました。書き駒をリモート体験してもらおうという企画ですが、きょうは本格実施を前に地元の子どもたちが挑戦しました。
これは、宿泊客の満足度を高めようと、天童温泉の旅館で組織する旅行会社が企画したものです。新型コロナウイルス感染防止のため、書き駒師がWeb会議システムを利用してモニター越しに指導します。
きょうは本格実施を前に、リハーサルとして市内2つの旅館に地元の子どもたちが招かれました。
将棋の街に誕生した新しい「おもてなし」リモート書き駒体験は、今月18日から始まります。
天童市のDMC天童温泉(山口敦史社長)などは13日、ビデオ会議アプリ「Zoom」を使った「リモート書き駒体験」の試行を天童ホテルといちらくで行った。天童温泉の各旅館で18日から、気軽に親しめる将棋文化として同体験のサービスを始める。
将棋連盟天童支部の子どもたち11人が保護者と参加し、両施設に分かれて取り組んだ。近くのDMC事務所では書き師の坂本ヨシ江さん(天童市)がモニター越しにアドバイス。子どもたちは手のひらほどの木地に、人工漆を使って自分の名前などを書き付け、自分だけの飾り駒作りを楽しんだ。
DMC天童温泉は昨年、旅行者が天童らしい体験として駒製作技法の一つ「書駒」を検討した。しかしコロナ禍で規格の見直しが必要になる一方、各旅館では独自の体験サービスができない状態となった。そこで感染症対策を兼ね、温泉街のホテル・旅館11施設でもできるよう企画を遠隔化に改良した。担当者は「宿泊者の満足度を高めることが課題となっており、単独ではなく温泉街のエリアで取り組めるよう準備したい」と語っていた。
[YBC] 天童温泉 リモートで書き駒体験
[SAY] 新たな“おもてなし” 天童「リモート書き駒体験」
[山形新聞] 宿泊11施設、書き駒体験 天童温泉 リモートで、あすから
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