国土交通省が10月23日付けで行ったプレスリリースによると、天童市ほか関係機関による地区協議会が設置された東北中央自動車道・天童南スマートインターチェンジが、新規事業化箇所として国に事業採択されました。今後は、設計や用地買収など、整備への具体的な手続きに入っていきます。
国土交通省は23日、スマートインターチェンジ(IC)の新規事業箇所を発表し、本県からは東北中央自動車道の天童南(仮称、天童市)と高畠(同、高畠町)の2カ所が採択された。
スマートICは自動料金収受システム(ETC)を搭載した車専用のICで、高速道路の本線やPAなどから乗り降りできる。天童は山形中央―天童の間に位置し、本線直結型で上下線とも乗降可能。近隣工業団地や芳賀タウンからのアクセス向上が見込まれる。
高畠は米沢北―南陽高畠間に設置し、同じく本線直結型だが上り方向だけ乗降できる。同町の西町西工業団地のほか、スマートIC整備に合わせた新たな工業団地の造成が予定されており、福島方面への物流の効率化が期待される。
発表を受け、山本信治天童市長は「近隣市町から高速道路へのアクセス性が向上し、地域経済の活性化が期待される」、寒河江信高畠町長は「隣接する市町を含めた地域発展の社会資産となる」とコメントを発表。吉村美栄子知事は「昨年度に新規事業化された山形PAスマートIC(仮称)とともに、整備推進に取り組んでいく」とした。
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