天童ターミナルビル「パルテ」1階に設置されていた天童市学習支援室「リバテラス ちえふる」が、8月2日にリニューアルオープンしました。
JR天童駅の駅ビル内にある学習施設が、きょうリニューアルオープンしました。新型コロナ対策のため減らしていた座席は、これまでの3倍ほどに増えました。
天童市学習支援室「リバテラス ちえふる」は、2013年に市内初の公共学習施設としてオープンし、中高生を中心にこれまでおよそ7万人が利用しています。一方、新型コロナの感染対策のため、座席が20席ほどしか用意できなくなったため、学習環境の充実を図ろうとリニューアルしました。
新しい学習支援室は、これまでの2倍となるおよそ200平方メートルの広さとなり、60席が設置されています。また、持ち込んだタブレットやスマートフォンでの学習にも対応できるよう、Wi-Fiが利用できます。きょうはリニューアルオープンを記念した式が行われ、関係者がテープにはさみを入れました。そして、さっそく訪れた中高生らが、夏休みの課題や受験勉強に取り組んでいました。
この学習支援室は、毎月第3月曜日と年末年始を除き、平日は午前10時から午後9時まで無料で利用できます。
天童市が中高生や市民の自主学習を支援するために設けている学習支援室「リバテラス ちえふる」が2日、リニューアルオープンした。Wi-Fi環境を整備したり、座席数を増やしたりするなどし、学習支援のさらなる充実を図った。
同施設はJR天童駅に隣接するパルテ1階にあり、リニューアルに伴い同階の「わらべ館」向かいに移動。広さは約2倍の204平方メートル、座席数は10席増えて60席になった。新型コロナウイルス感染対応で最近は23席の利用に限られていたが、各席を間仕切りで仕切り、全席利用可能にした。机の規格をより大きなものに見直し、各席にはコンセントと電気スタンドを設けた。
Wi-Fi新設で通信環境も格段にアップ。これまではアナログ回線による2台のパソコンしかなかったが、スマートフォンやタブレットを持ち込めば無料でインターネットに接続できる。室長兼学習支援相談員と事務職員2人が常駐する。
開所式で、山本信治市長が「自由に学習し、知識や創意を深める場として、市民にさらに親しまれることを期待する」とあいさつした。利用者代表としてテープカットした東桜学館高(東根市)1年の藤平恭子さん(15)は「今までに比べて机が大きく、いろいろな教材を置ける。椅子も長時間座っても疲れないタイプで、勉強がはかどりそう」と話していた。
学習支援室は2013年5月にオープンし、今年6月末までに7万1千人超が利用した。パルテ3階の会員制フィットネスクラブ「ビーフリー」が今年3月末で閉鎖し、9月から市健康増進施設に変わるのに合わせて見直した。
利用無料で、時間は平日が午前10時~午後9時(夏休みなどは午前9時から)、土曜・日曜・祝日は午前9時~午後8時。休館は毎月第3月曜と年末年始。
(関連ページ)
[山形放送]リニューアルオープン 天童の学習支援室 座席数3倍に
[山形新聞]天童・「リバテラス ちえふる」リニューアル 自主学習室 環境充実
Wi-Fi整備 座席数増加 机広く
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