日帰り入浴施設として週末には宮城県仙台市からも多くの人が訪れている天童最上川温泉ゆぴあで、新たな源泉を掘削する工事が始まります。
天童市の天童最上川温泉ゆぴあで28日、新源泉掘削工事の安全祈願祭が行われた。掘削工事は10月から来年3月末までの半年間で、湯量の安定した供給を図る。
現在、同施設が使っている源泉は、西側に整備された第1号長沼源泉と南側の第2号上ノ台源泉の2本がある。1995年に掘削した第1号源泉は、老朽化に伴いポンプなどの修繕を頻繁に行いながら稼働させていることから、新たに第3号源泉を掘削する。掘削場所は同施設の北東で、駐車場として利用している土地。事業費は1億4186万円。
安全祈願祭には市や施工業者などから関係者約20人が出席。山本信治市長が「第3号源泉からも良質の温泉が湧き出ることを願う」とあいさつした。
同施設は1997年4月にオープン。市が所有し、同市の第三セクター・スポーツクラブ天童が運営している。利用者数は昨年3月に1200万人を突破した。市は、老朽化が進む同施設の改装も計画しており、2025年春のリニューアルオープンを目指す。第3号源泉の供給開始はリニューアルオープン時の見通し。
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■天童のニュース:天童最上川温泉ゆぴあ
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