天童市内で貨物運送や福祉タクシー、倉庫業などを営むベア・ロジコ株式会社が、7月27日から天童市観光PRラッピングトラックの運行を始めました。午前中には天童市役所で「天童市観光PRトラック出発式」が開催され、山本信治(やまもと しんじ)天童市長から熊澤貞二(くまざわ ていじ)ベア・ロジコ代表取締役会長に天童市観光PRトラック認定証が贈呈されました。認定機関は令和10年3月31日までです。
熊澤会長よると、「物流業界の2024年問題」によりトラックドライバーを休ませる時間が長くなるため、長時間ただ停車しておくのはもったいないので自前でプリンタを購入し、地元のPRを市に提案した、ということのようです。経費はすべてベア・ロジコが負担しています。
天童市の春の風物詩「人間将棋」がラッピングされたトラックは、首都圏を中心に、関東・関西方面を走ります。見かけたら、ぜひSNSなどで情報発信してください。
天童市長からの委嘱状を受け取る熊澤貞二ベア・ロジコ会長
人間将棋ラッピングトラックの前面
人間将棋ラッピングトラックの右側面
人間将棋ラッピングトラックの左側面
ラッピングトラックの前でインタビューを受ける熊澤貞二ベア・ロジコ会長
将棋のまち天童市の魅力が描かれた観光PRトラックが、首都圏などに向けて走り出しました。天童市役所でお披露目された市の観光PRトラック。去年、満開の桜のもとで行われた人間将棋の様子がプリントされています。PRトラックは、天童市の運送会社ベア・ロジコが自社のプリント設備を使い、費用を全額負担して完成させました。その背景には、運送業界で懸念されるドライバー不足などの「2024年問題」を前に、こうしたPR事業を新たな収益の柱にしていきたいという狙いもあります。
PRトラックは、首都圏を中心に日本全国を走るということです。
天童市の春の風物詩・人間将棋を全国にPRするトラックが完成し、出発式が27日、同市役所正面玄関前で行われた。運送・倉庫業のベア・ロジコ(同市、本田孝社長)が地域貢献活動の一環で企画した。
同社はインクジェット方式の大型プリンターを導入し、トラックなどの車体に画像を印刷する新規事業を始めた。従来のフィルムラッピング方式に比べ6、7割ほど安いという。今回は自社の大型冷凍車1台を活用し、荷台両側面と後部に人間将棋の文字や対局の写真を印刷した。
出発式で山本信治市長が「大変迫力があり、将棋のまち・天童を全国にPRする大きな力になる」と謝辞を述べ、同社関係者らとテープカットした。関東、中京、関西方面を5年間運行する。近年、将棋を生かしたまちづくりが全国各地で進められており、天童の地位確立に向け、頼もしい助っ人になりそう。
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