天童市が市制施行65周年事業のひとつとして計画している新たな将棋駒モニュメントについて、公益社団法人 日本将棋連盟の会長を務める羽生善治(はぶ よしはる)九段に揮毫していただくことが明らかになりました。
天童市が市制施行65周年を記念して設置する新たな将棋駒のモニュメントについて、山本信治市長が3日、日本将棋連盟会長の羽生善治九段(52)に揮毫(きごう)を依頼し、快諾を得た。年度内の完成を目指し、落成式には羽生会長も招く予定。
市の玄関口・JR天童駅前広場に、将棋のまちを感じさせる新たなシンボルとして設ける。同市がこれまで手がけた正式な将棋モニュメントは、人間将棋会場(舞鶴山山頂)に設置されているもののみで、故大山康晴十五世名人が「王将」と揮毫した。
故大山十五世名人が昭和を代表する大棋士だったことから、同市は新モニュメントへの揮毫は平成を代表する棋士に依頼したいと考え、羽生会長に白羽の矢を立てた。
新モニュメントは、将棋駒3枚を組み合わせ、三面体を形作るデザインを基本とし、詳細は日将連や羽生会長と調整する。三つの面全てに羽生会長から揮毫してもらう予定で、揮毫する言葉は▽王将▽将棋のまち 天童▽羽生会長から将棋を指す全ての人へ贈る言葉―とする。
羽生会長は全国中学生選抜将棋選手権大会に出席するため、2日から本県入りしている。
JR天童駅前の状況[撮影:2023年6月4日]
故 大山康晴十五世名人が揮毫した将棋塔[撮影:2023年4月2日]
将棋塔は人間将棋が行われる舞鶴山山頂広場に設置されています[撮影:2023年4月2日]
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