今年のさくらんぼは、例年にない高温の影響で収穫量が大幅に減少しましたが、そのあおりを受けて、天童市内を含めた山形県内の観光果樹園の入込客数は、大幅な減少となったことが明らかになりました。これまでであれば、6月第3週目から4週目にかけてがさくらんぼ「佐藤錦(さとうにしき)」の収穫のピークでしたが、今年は6月第1週目で「もう終わりそう…」という感じで、第2週目では「どこに行けばさくらんぼある?!」という感じでした。
県は16日、今シーズンのサクランボ観光果樹園の入り込み数が前年度比16.5%減の20万2400人だったと発表した。県観光交流拡大課は「高温により、開園期間が短く、収穫量が減少したことが影響したとみられる」としている。
同課によると、12市町の120園地(4月中旬~7月中旬)の状況をまとめた。内訳は県内客が20.3%減の2万9100人、県外客が15.8%減の17万3300人だった。収穫量の減少により、例年より1週間から10日ほど早く今シーズンの受け入れを終了した園もあったという。
新型コロナウイルス感染症拡大前の19年度比では53.0%減少した。コロナ禍前は調査対象園地が約150あったが、観光客の受け入れや栽培をやめた園地もあり、30園地ほど減った。
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