サッカーJ2・モンテディオ山形の新スタジアム建設計画について、敷地内に医院や飲食店を設置する方針を固めたことを、株式会社モンテディオフットボールパークが明らかにしました。
サッカーJ2・モンテディオ山形が天童市に建設予定の新スタジアムについて、建設・運営を担うモンテディオフットボールパーク(相田健太郎社長)が、複数の医院や常設の飲食店を敷地内に設置する方針を固めたことが29日、分かった。バスターミナルを整備して公共交通機関の利用を促し、試合開催日だけではなく、日常的に人が出入りする空間を目指す。
同社はモンテや東京の企業が共同出資し、新スタジアムは民設民営。2025年秋の着工、28年1月の完成を見込む。
医院は複数の診療科を想定し、チームの選手が利用するスポーツ医学を地域住民に還元する。J1鹿島がスタジアム内に住民も利用できる整形外科を開設し、スポーツ医学のノウハウを地域の健康増進につなげている事例がある。
スタンドの座席は日常的に開放。広いコンコースを活用した展示会、スタジアム周囲の広場を使った数千人規模のコンサート、キャンプなど各種イベントの開催を構想する。
交通渋滞解消のため、チームは現在も試合開催日の公共交通機関の利用を促している。新スタジアムは交通拠点機能を強化し、試合日以外は、隣接する県総合運動公園の利用目的も含め、自家用車を持っていない子ども・高齢者層が訪れやすい施設を見据える。
モンテディオは他の県内プロスポーツチーム合同で、新施設を拠点とした街づくりを目指す署名活動を行っている。専用フォーム(https://forms.office.com/r/mwCLXNRC9N)で署名でき、12月1日に天童市のNDソフトスタジアム山形で行われるJ1昇格プレーオフ準決勝の会場でも受け付ける。
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